山本昌邦

山本昌邦やまもとまさくに

NHKサッカー解説者／ 2004年アテネ五輪サッカー日本代表監督／元Jリーグジュビロ磐田監督

山本昌邦

1995年のワールドユース日本代表コーチ就任以降10数年に渡って、日本代表の各世代の監督およびコーチを歴任し、名実ともに日本のサッカー界を牽引してきた山本氏。山本氏の指導のもと、成長をとげた選手達は軒並み世界のトップリーグで活躍を果たし、日本サッカー界の中心的存在を担ってきた。こうした背景には、「人間の本質」をついた山本氏の人材育成術が存在していることを見逃してはならないだろう。
人の心をつかみ、信頼関係を構築し、無限の可能性を引き出していく・・・山本氏が熱く語る「人づくりの極意」を是非聴いていただきたい。

講演ジャンル

出身・ゆかり

山本昌邦からの動画メッセージ

好評発売中！『勝つ組織』

個性豊かな女子選手をまとめ上げ、世界一のチームに導いた佐々木則夫氏と、アテネ五輪監督として“谷間の世代”を鍛えた山本昌邦氏の貴重な対談本が誕生。「本当に勝てる組織を作るリーダー論」とは？明日から現場で使えるヒントが満載の21世紀を生きるビジネスマン必読バイブル。

『勝つ組織』（角川書店）

講演依頼.com×？～コラム、インタビュー、お役立ち～

コラム「リーダーの条件」

元五輪サッカー日本代表監督、山本昌邦さんのリーダー論とは？
特別対談「継続して勝ち続ける強い組織のためにサッカー日本代表から学ぶ」

これを読めば、山本昌邦さんと東明有美さんの講演がよく分かる！講演依頼.comの特別対談です。

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経歴

1958年: 4月4日生まれ、静岡県沼津市出身。
1977年: 日本大学三島高等学校卒業。
1981年: 国士舘大学卒業。
: 現役時代にはディフェンダーとして、ユース代表・ユニバーシアード代表・日本代表とそれぞれの世代で、日本代表選手として活躍。ヤマハ発動機株式会社サッカー部では、二部リーグ優勝・天皇杯優勝を一度ずつ経験。
1987年: 惜しまれながら、現役を引退。その後、指導者としての道を歩み、ジュビロ磐田での監督・コーチ、日本代表コーチとして、フィリップ・トルシエ氏やジーコ氏を支える。
2004年: アテネ五輪で、日本代表監督を務める。
: 数々の日本代表選手を育成・指導し、豊富な国際大会での実績と経験は、日本人指導者としては特筆すべき存在であり、指導者としての揺るぎない地位を確立。
現在は、NHKサッカー解説をはじめとして幅広い活動を展開。

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主な講演テーマ

心をつかむ人材育成術

ジャンル: ：リーダーシップ／人材育成
聴講対象者: ：企業／青年会議所

人材育成において最も重要で不可欠なのが、「人のこころを育てる力」です。育成というのは人の心をどれだけつかむのか、つまり人の心を育てるということだと思います。人のこころを育て強い個を育成し、強い組織をつくり上げていくということ、これこそが人材育成の本質ではないでしょうか。強烈な個性とプライドを持った日本代表選手たちの無限な可能性を引き出し、組織の中で最大限のパフォーマンスを発揮できる環境をつくりあげてきた背景をじっくりとお伝えします。

「リーダーの条件」次世代の指導者たちへ

ジャンル: ：リーダーシップ／人材育成
聴講対象者: ：企業／青年会議所

選手を指導する際に常に心がけていることは、選手自身に問題を考えさせ、解決法を探らせることで、“気づき”を促すことです。選手自らが問題を消化し、無限の選択肢の中からより良いプロセスを選択していく判断力・問題解決能力をを養成していくことが大切なのです。リーダーは自分の主張を一方的に押し付けるのではなく、選手に“気づき”を与えること、つまり「教え上手」であると同時に「聞き上手」である必要があります。対話と気づきの繰り返し、これがリーダーに必要な資質と言えます。このように、経営者・リーダーは個人に結果を追い求めるのではなく、一流になるための思考法・プロセスを浸透させ、モチベーションの維持をするための環境づくりに尽力していくことが大切でしょう。

一流選手から学ぶ目標達成へのプロセス

ジャンル: ：モチベーションアップ
聴講対象者: ：企業／青年会議所

どのような分野においても、一流になるには、常に高い目標意識を持ち、目標に向けた並々ならぬ努力を継続していくことが不可欠です。これまでの指導経験で出会った数々の一流選手たちが、どのような姿勢を心がけ、気持ちを維持してきたかなど、目標達成へのプロセス・思考法をお話します。山本氏が間近で指導をしてきた中田英寿氏・中山雅史選手・川口能活選手など、サッカー界の一流選手たちのエピソードを交えながら、選手として、ビジネスマンとして飛躍していくためのヒントをお伝えします。

子どもを伸ばす極意

聴講対象者: ：教職員／PTA保護者

サッカーで子どもたちを指導する際に必ず言うことは、「失敗を恐れないでチャレンジしなさい」ということです。「結果で判断するのではなく、過程のパフォーマンスに子どもの成長の本質を見出す」という姿勢こそが、子どもの生きる力を伸ばしていくためには大切な心構えだと思います。そして、少しの成長でも「ほめて」あげることで、長所を伸ばしてあげることです。子どもは認めて欲しいという気持ちが強く、否定的なことはほとんど受け入れません。いかにして子どもの生きる力を伸ばしていくかを、教師の方々・保護者の方々と一緒に考えていきたいと思います。

夢を持って生きていこう！

ジャンル: ：夢
聴講対象者: ：生徒

人は、夢に向かって生きていくことで必ず成長していきます。喜び・感動・出会い・苦しみ・挫折…夢中になって物事に向き合っていくことで、何事にも代えがたいかけがえのない体験を得ることができるのです。挑戦し、失敗をした数だけ人間は成長し、こうした経験は必ずや人生の財産になるでしょう。「今」を大切に、夢を持って前に進み続けることの素晴らしさを伝えていきたい。

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主な実績

講演実績

社団法人浜松青年会議所／山陽小野田市／大分市民図書館／沼津市教育委員会／企業／教育機関／行政機関／青年会議所／その他多数

受賞歴

1997年	AFC　最優秀コーチ賞

その他

＜選手としての実績＞
1977年　日本ユース代表選出、第19回アジアユース選手権出場
1979年　日本ユニバシアード代表選出、ユニバシアード（メキシコ）大会出場
1980年　日本代表、ワールドカップ（スペイン）アジア地区予選出場
1981年　ヤマハ発動機株式会社　サッカー部入部
1982年　日本サッカーリーグ2部　優勝
1983年　第62回天皇杯全日本サッカー選手権大会　優勝

＜指導者としての実績＞
1995年　第8回FIFAワールドユース（U-20）選手権　ベスト8、日本五輪代表コーチ就任
1996年　アトランタオリンピック出場
1997年　U-19日本代表監督就任、第9回FIFAワールドユース（U-20）選手権　ベスト8
　　　　 6月　AFC　最優秀コーチ賞受賞
　　　　 7月　ジュビロ磐田ヘッドコーチ就任
　　　　 10月　Jリーグセカンドステージ　優勝
　　　　 12月　Jリーグサントリーチャンピオンシップ　優勝
1998年　8月　Jリーグヤマザキナビスコカップ　優勝／Jリーグファーストステージ　優勝
　　　　 10月　日本代表コーチ就任
1999年　4月　第10回ワールドユース（U-20）選手権　準優勝
　　　　 11月　シドニーオリンピック出場権獲得
2000年　9月　シドニーオリンピック　ベスト8
　　　　 10月　第12回アジアカップ（レバノン）　優勝
2001年　6月　FIFAコンフェデレーションカップ　準優勝
2002年　6月　FIFAワールドカップ　ベスト16
　　　　 7月　日本代表コーチ兼五輪代表監督就任
2004年　8月　アテネ五輪出場
　　　　11月　ジュビロ磐田（（株）ヤマハフットボールクラブ）執行役員兼監督就任（～2006年）

本

『深読みサッカー論日経プレミアシリーズ』（日本経済新聞出版社）
『日本サッカー遺産 (ベスト新書)』（ベストセラーズ）
『道標日本サッカーへの提言』（武田ランダムハウスジャパン）
『山本昌邦指南録 (Football Nippon books)』（講談社）
『山本昌邦備忘録 (FOOTBALL Nippon Books)』（講談社）
『勝つ組織 (角川oneテーマ21)』（角川書店(角川グループパブリッシング)）

講演拝聴レポート

山本昌邦さんの講演を拝聴して／2018年3月

・講演日時：2018-03-09
・主催：森ビル株式会社
・講演テーマ：チームビルディングへ向けたリーダーシップ

中山雅史や中田英寿、中村俊輔といったサッカーに詳しくない人でも名前は聞いたことがあるような日本を代表するプロサッカー選手たちを指導してきた経験を持ち、現在はNHKのサッカー解説者として活躍中の山本昌邦さん。今回の講演では、六本木ヒルズ内にある物販・飲食店舗の店長向けに、前半はご自身のサッカー指導者としての経験を、後半は「リーダーとしてどのように部下を育てるか」ということを、すぐにでも使えるテクニックを交えながらお話しされました。

　いくつか頂いたテクニックの中で、特に印象に残っている1つをご紹介します。それは「良い質問ができる人が良い指導者である」というものです。例えば、サッカーの試合中に小学生でも決められるようなシュートをプロの選手であっても外してしまうことがあります。こんなとき指導者は「何やってんだ！」「なんであんな簡単なシュートを決められないんだ･･･」といった怒りや虚無感に苛まれてしまうことでしょう。しかし、誰よりも悔しいのは選手本人のはずです。
　そこで重要になってくるのは、「なぜ決めることができなかったのか？」を追求すること。感情に任せて選手を怒鳴りつけたり、諦めて放っておくなど論外です。「あんな簡単なシュートを外すようじゃダメだ」と一言で片づけるのではなく、「どうしたらさっきのシュートを決めることができたのか？」「次のチャンスで決めるためにはどのような練習をするのか？」などの質問をすることで、“答えを教える”のではなく選手が自分で“答えを考える（導き出す）”ことが後々の成長に繋がっていくと山本さんは言います。もし、選手の答えが明らかに目的から逸れていたのなら、一緒に寄り添って修正していけば良いのです。

サッカー選手を指導することと、会社で部下を指導することは全く違うのではないかと考える方もいると思いますが、上述したようなテクニックは「人を育てる」という意味では共通していると山本さんは語ります。ただ、今回ご紹介した「良い質問をすること」に関しても、選手（部下）の年齢や性格、置かれている立場や環境によって投げかけるべき質問は違ってくるため、その他のテクニックと組み合わせながら1人1人に合った指導をしていかなければなりません。

指導者やリーダーに求められる能力は高くなりますが、サッカー日本代表として世界を舞台に戦ってきた山本昌邦さんの説得力のある講演は、部下の育成に悩んでいる管理職や幹部・経営者層の方々に自信や勇気を与えてくれるため、非常にお勧めです。

（講演依頼.com ）

山本昌邦さんの講演を拝聴して／2012年3月

・主催：企業様　取引先企業向け講演会
・講演テーマ：リーダーの条件

主催者様よりお取引先企業の方々に向け、“マネジメントやリーダーシップなど、仕事に活かせる内容かつモチベーションの上がるような明るいお話をして頂きたい”というご要望頂き、山本昌邦さんにご講演頂きました。

十数年に渡り日本代表の各世代の監督およびコーチを歴任し、名実ともに日本のサッカー界を牽引してきた山本さん。人材育成のお話に定評があり、また、一流選手と接してきた経験から目標達成へのプロセスやモチベーションアップのお話も可能ということで、今回の講演にぴったりの方です！

講演では、最初に一流の選手についてお話されます。努力する才能のない人は素質があってもプロでは活躍できないとのこと。現在、世界の舞台で活躍している長友選手や本田選手も各々に挫折を経験しながらも、世界の舞台に立つという目標に向け、諦めずに努力し続け、今のポジションを確立したというお話は心に響くものがありました。

マネジメントのお話では、教えるのではなく、自分で考える人材を育てることが大切だと語り、“相手に気づかせ、自分の意志で行動する”人材を育てるためのよいリーダーのポイントを伝授して下さいました。コーチ時代を振り返り、どのような点を意識して選手に伝えていたか、そのときの選手の反応などをお話頂きました。部下への接し方など、仕事にも活かせる内容で聴講者の方々が頷きながら話を聴いていました。

山本さんが語る「リーダーの条件」は、これからリーダーを目指す方、部下を持つ上司の方々に是非聴いて頂きたい講演です！

（講演依頼.com ）

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お客様の声

頼れる人材のあるべき姿と育成論

	お願いしたテーマを汲み取ってくれ、期待した内容でした。理屈っぽくなく、単純明快でダイレクトに心に響いたので印象にも残りましたし、話に引き込まれるような講演でした。特に、子供にサッカーを教えるところ（ルールを決めてそれを守らせることから始める）は、グローバル化が加速している今の弊社グループに適用できる内容だったと思いました。途中でビデオを入れて、雰囲気を感じとってもらう工夫なども良かったです。キーワードやポイントに関するイメージしやすいスライドなどがあれば、より鮮明に印象に残ると思われたため、なお良かったと考えます。	95点

一流選手から学ぶ目標達成へのプロセス

	選手を指導する立場の方なので、聴講者を納得させるお話しをしていただき、また途中飽きさせない演出などもあり、大変良かった。先生が大変気さくな方なので、サッカーについてちょっとしたお話もでき良かったです。	100点

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