17世紀の江戸時代初期に肥前・有田で磁器が焼成されてから400年…
永い時をかけ修業を積み、白磁制作に没頭してきた重要無形文化財・井上萬二と書道家・武田双雲が「白磁器」×「書」のコラボレーション作品を完成させました。この展示会は、日本文化の新しい幕開けを予感させる2人の出会いが産んだ、初の試みです。アーティストの二人と接する事ができ、また、直に作品に触れて購入できる、全く新しいスタイルの展示会になっております。
今回、白磁の器に書を施すというのは初めての試みであり、どのような雰囲気になるのか、どのような表情がでるのか、焼き上がりを大変楽しみにしています。86歳にしてまた新しいチャレンジが出来るということと、このような素晴らしい機会を設けて頂いたことに大変感謝しています。これを機に日本の文化について改めて見つめ直し、少しでも興味を持って頂ければ幸いです。またこの時季ならではの桜が咲き誇る広大な庭園も楽しみですね。
同じ九州人として400年を迎える有田焼の代表格であり、陶芸家だけにその人間の器の大きさに惚れてしまう井上萬二さんと、こういう形でコラボレーションできることを心から嬉しく思います。僕らが墨や磁器を通して観てきた希望の光を感じて頂けたら嬉しく思います。
日本の文化を世界に発信することを目的とした「有田焼人間国宝・井上萬二×書道家・武田双雲×八芳園」のオリジナルコラボレーション。この企画の発案・アレンジ役を私、土橋(株式会社ぺルソン・営業部所属)がさせていただきました。なぜこのコラボを発案したのか?それは、「今の自分だから出来る恩返しをしたい」この想い一つです。
私は有田焼で有名な佐賀県有田町で生まれ育ちました。上京してから、有田にいる時は感じなかった故郷の素晴らしさ、有田焼のクオリティーの高さ、そして有田焼を含めた日本文化の魅力を様々な場面で感じることができました。なかでも一番衝撃を受けたのが、昨年、都内百貨店で行われた「人間国宝・井上萬二氏、康徳氏、祐希氏の三代展」です。大量生産で安価な食器等が世の中に出回り、有田焼のような伝統工芸が逆風を受けるなか、親子三代で有田焼という伝統を継承していることに何より胸を打たれました。
2016年は日本磁器誕生・有田焼創業400年という時期を迎えます。そこで私もできることはないかと思い、このようなコラボレーションを発案しました。 武田双雲氏とは講演会のお仕事から縁があって、門下生として書道教室に通わせていただいております。その中で「有田焼の白磁と書の組み合わせがマッチするのではないか?」というアイデアが浮かびました。また同時に、武田双雲氏の人間性に大変魅力を感じておりました。八芳園様は私が結婚式を挙げた場所。ビジョンとして「日本人にはこころのふるさとを。海外の方には日本の文化を。」を掲げられており、特別な場所だと感じておりました。また、このビジョンを基に様々な企画をくり広げられているので、主催者様としてはここしかないと思いました。
このような縁がつながり、一つの形となりました。初めてのことばかりで、周囲の方々にご迷惑をかけることが多くありましたが、ここまでたどり着けたことに感謝せずにはいられません。
日本には世界が真似できない素晴らしい文化があります。それを次の世代につないでいくことが私たちの使命です。今回のコラボレーションが、現代に生きる我々だからこそ、できることを考えるきっかけになればと願っております。
株式会社ペルソン 土橋昇平
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