「なぜこんな言い方をするのだろう？」、「なぜヒステリックに大声を出すのだろう？」「怒りの激しい方に、どう対応すれば納得していただけるのだろう？」、このようなことを感じた経験がある窓口担当者は少なくないのではないでしょうか。クレームは市民や消費者の方からのありがたいご意見のひとつですが、それにばかり対応していると精神的に消耗してしまいます。そうならないよう、相手の心理を理解し、カウンセリングをするように対応すると、相手の怒りの気持ちも和らぎ、かつ自分も余裕をもって対応することができます。担当者本人のストレス対応やメンタルヘルスに至るまで、講義プラス様々な演習やロールプレイを通じて「わかる→できる→体得する」研修を具体的に行ないます。この研修のベースであるアドラー心理学は別名「勇気づけの心理学」とも呼ばれ、相手、そして自分を勇気づけることにより、何事にも前向きに取り組むことができるようになります。

自殺者数が14年連続で年間3万人を超え、うつ病患者も100万人を突破する現代日本。職場の中でも「同僚がうつで長期休養をしている」というのは、もはや珍しい話ではありません。企業の経営を圧迫しかねない、人的損失。しかしながら、一方で企業に求められるのは高い生産力。それならば一番求められるのは「心身ともに健康で、強いスタッフが揃ったチーム」ではないでしょうか。このセミナーでは自分自身を勇気づける方法で、自己満足でも根拠のない自己暗示でもなく“本来の自分を最大限に引き出す勇気”を受講者個々から出していただき、自分を勇気づけることによって他人も 勇気づけることができる、ということを体感していただきます。

誰しも仕事をしていると、強いプレッシャーに遭遇することが多々あります。その際のマイナス感情を取り上げ、演習・ グループ討議などを通してマイナス感情がおきる状況、目的、相手役に心理学的にアプローチし、コントロール法を習得します。この対処法を身につけると、マイナス感情を建設的・創造的な対応に結びつけることができるようになります。

男女雇用機会均等法実施から四半世紀、大幅改正のあった1999年から10年以上経つ現在、女性の管理職は増えています。同時に、責任が増すことに心の負担を感じている女性職員も増えています。優秀な彼女たちのやる気や能力を最大限に引き出し、責任ある仕事を全うしてもらうことが社会的に求められているにも関わらず、職場では何かのブレーキがかかっていませんか？職場や日常生活において役立つ勇気づけの手法や、簡易カウンセリングを行う際の効果的な人間関係の作り方、カウンセリングを通じて部下や後輩が自ら進んでやる気を起こす即効法について習得していただきます。新任係長級職員を対象として、働く女性特有の悩みなどを話題にしながら、問題解決、部下の指導等の能力養成、および係長級職員としての意識の高揚、参加者相互の職員としての一体感を広く醸成することを目的としています。

アドラー心理学に基づく「勇気づけ」の講義と演習を通して教職員の実践力を高め、教師と児童・生徒及び児童・生徒相互の豊かな人間関係作りを構築するヒントを伝授します。また、一人ひとりの児童・生徒の「自己肯定感」を高め、学ぶ意欲を喚起する一助となるようなポイントを探ります。