1982年、株式会社オリエンタルランドに入社。「美観の追求」「ゴミ減量化」「安全確保」「アトラクション運営」「ゲストサービス」「広告戦略」など、すべてのパーク運営課題に取り組み、改善改革を実行し、常に現場で指揮を執ってきた。2007年には1年間キッザニア東京副総支配人として、運営全般の基盤整備と従業員指導をおこない施設の基礎を築く。現在は株式会社チャックスファミリーを設立し、「クレンリネスはホスピタリティの原点」を掲げ、各種企業、商業施設、飲食、清掃関連企業、テーマパーク、レジャー施設などのコンサルティングを行っている。講演ではディズニーでの経験を基に、お掃除と片づけ、CS/ES向上、人材育成、現場力向上、現場マネジメント、ブランディング、 子育てなどをテーマにしている。
おすすめポイント
東京ディズニーリゾート創業時からパーク運営にたずさわり、数々の要職を歴任。
また、キッザニア東京副総支配人として、施設運営の基礎を築く。
ご本人からのメッセージ
ディズニーテーマパークのCS(顧客満足)を超えたハピネス提供の多彩な仕組みは圧倒的で異業種の方々にも大いに参考になるものと確信しています。
年間3千万人ものお客様を集客するパワーの裏側にはホスピタリティエンターテイメントのリーダーとして揺るぎない「運営哲学」や「人を育てモチベーションを高める仕組み」そして「高品質を支える仕組み」が一貫して形づくられています。
長年パーク運営のマネジメントを中心に歩んできた私は常に改善改革に努めてきました。講演ではディズニーでの経験を基にホスピタリティ、美観の価値創造、お掃除と片づけ、現場マネジメント、現場力向上、CS(顧客満足)/ES(従業員満足)向上、人材育成、品質管理、ブランディングなどのテーマを分かりやすくお話しいたします。
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経歴
- 1951年
- 山形県生まれ。
- 1974年
- 報知新聞社入社。
- 1982年
- 株式会社オリエンタルランド入社カストーディアル部(清掃)に配属となり、米国ディズニーランドにてパーク運営の考え方を学ぶ。
- 1983年
- 東京ディズニーランド グランドオープン。カストーディアル部を清掃専門集団からゲストサービス集団へ改革に努め成果を上げる。その後、ゼネラルサービス部長・カストーディアル部長を務め、ディズニーシー開業に向けた準備、2パーク運営体制の確立を行う。
- 2002年
- 東京ディズニーランド・東京ディズニーシー運営部長。全アトラクション運営およびゲストリレーション、ゲスト誘導等のサービス業務を行う。
- 2006年
- 東京ディズニーリゾート運営部長。「ディズニーアカデミー」事業、「インフォメーションセンター」「駐車場運営管理」業務を行う。
- 2007年
- 株式会社キッズシティジャパン入社。キッザニア東京副総支配人として、こどもの職業体験施設の運営、営業基盤の整備に努める。
- 2008年
- 株式会社チャックスファミリー設立。
主な講演テーマ
ディズニーランドの『おもてなし』の仕組み~すべてはゲストのハピネスのために~
ディズニーランドの顧客体験価値(CX)はなぜ高いのか
ディズニーランドの『おもてなし』の仕組み~すべてはゲストのハピネスのために~
ディズニーランドの顧客体験価値(CX)はなぜ高いのか
その実現のために一貫した“ディズニーフィロソフィ”と呼ばれるパーク運営の考え方がある。ディズニー流おもてなしの本質を開業時からパーク運営を担ってきた安孫子氏が経験談を交え熱く語ります。
ディズニー流 withコロナの現場オペレーション~安全安心が最優先~
ディズニー流 withコロナの現場オペレーション~安全安心が最優先~
Withコロナ時代の中にあっても東京ディズニーランドとディズニーシーの現場におけるオペレーションは万全な対策が講じられ、キャストたちには感染防止を徹底しながらもディズニー流のいつもと変わらないホスピタリティに満ち溢れる対応があります。そこにはディズニーの一貫した「安全安心が最優先」いう基本的な考え方をベースに、さすがディズニーと思わせる積極的な行動、施策があるからこそです。コロナによりゲストの意識・行動が変化し、安全・安心であることがサービスの大前提になる中、サービスやパークのクオリティを維持しつつキャストのモチベーションを高める方法など、withコロナ時代のビジネスのヒントになるお話をします。
ディズニーランドの品質管理と運営管理~安全安心が最優先~
ディズニーランドの品質管理と運営管理~安全安心が最優先~
ディズニーの“妥協のないサービス”は「毎日が初演」という品質規準がパークの隅々まで生きているから徹底出来ている。安孫子氏が担ってきたカストーディアル部門は「赤ちゃんがハイハイできるくらい安全で清潔なパーク」を作り上げている。カストーディアルと運営部門経験を基に品質管理の考え方と評価の仕方についてわかりやすく話します。
ディズニーランドの現場力~すべてはゲストのハピネスのために~
ディズニーの現場力~高い顧客体験価値(CX)を提供し続ける秘訣~
ディズニーランドの現場力~すべてはゲストのハピネスのために~
ディズニーの現場力~高い顧客体験価値(CX)を提供し続ける秘訣~
360度のステージでショーが展開されるディズニーパークでは、常に高品質なエンターテイメントコンテンツが要求される。現場のパフォーマンスを最大に保ち、さらに改善を図る「ディズニー・スーパービジョン」こそが現場マネジメントの要だと言える。マネジメントの考え方や視点と実践について経験を基に話します。
ディズニー流 キャストを元気にさせる仕組み
ディズニー流 スタッフのモチベーションを向上させる仕組み
ディズニー流 キャストを元気にさせる仕組み
ディズニー流 スタッフのモチベーションを向上させる仕組み
ゲストのハピネスとキャスト(スタッフ)のハピネスは表裏一体。ディズニーにはキャストが元気になれる仕組みやしかけが豊富に存在している。また、開業当初、嫌悪職種だったカストーディアルがもっとも人気職種に変貌を遂げた過程を取り上げ元気な職場づくりのヒントを提供いたします。
ディズニーランド“本気のブランディング”
ディズニーランド“本気のブランディング”
開業以来6億人達成。ディズニーテーマパークの圧倒的な集客力は徹頭徹尾本気のブランディングの結果だと言える。運営とマーケティングが一体となり、一貫したブラ ンディング活動を行っている。そして、まったく妥協のないサービスは自らのブランドを信頼することから始まった。では、いったい実際にどのような考え方で、どのようなことを行っているのか。ディズニーパークの運営現場とマーケッティングの只中にいた安孫子氏が体験談と実例を披露しながらディズニーのブランディングの本質に迫ります。
社会と共に歩む~ディズニーから学ぶCSR~
社会と共に歩む~ディズニーから学ぶCSR~
ディズニーの運営は、目の前のゲストを喜ばせることは勿論、企業として社会に貢献し、共に成長していこうという想いのもと成り立っています。あれだけ多くのゲストが日々来園される中でも最大限に環境へ配慮した経営、障害者や高齢者の方々に考慮したノーマライゼーションの取り組み等、その他ディズニーでは多くの社会貢献活動がなされています。パークの運営現場を長年指揮した安孫子氏が実例を交えつつ、その本質、必要性をお話しします。
ディズニーとキッザニアに学ぶ、こどもがやる気になる育て方
ディズニーとキッザニアに学ぶ、こどもがやる気になる育て方
ディズニーは「夢を描く力」を育み、キッザニアは「夢を実現する力」を養う。東京ディズニーリゾートとキッザニア東京で運営部門のトップとして仕事をした経験から、パークが単に遊んで楽しむ場所ではなく、親子が一緒に遊びながら学ぶ最適な場所である理由と、親子のコミュニケーションを豊かにするヒントの数々を提供します。
『お客様の幸せ』のためにディズニーはまず「おそうじ」を考えた
『お客様の幸せ』のためにディズニーはまず「おそうじ」を考えた
ディズニーの「おそうじ」は清掃することを目的にしている訳ではない。ゲストの安全を守り、ゲストへのおもてなし、すなわちハピネスを提供することが目的なのだ。オープニングからディズニーランドにかかわる安孫子の体験談をもとにディズニー・ホスピタリティの本質を話します。
主な実績
講演実績
トヨタ自動車/本田技研工業/フォルクスワーゲン/JAIFA東京/日本生命保険相互会社/オリックス生命保険/ソニー生命保険/浜松信用金庫/イオンモール/イズミ/アイ・ケイ・ケイ/小田急電鉄/アサヒビール/大阪ガス/リコージャパン/日本ユニシス/富士ゼロックス/日立オートモティブシステムズ/パナソニックエコショリューションズ社/積水化学工業/日菱企画/コクヨファニチャー/阪急阪神ビルマネジメント/伊藤忠丸紅鉄鋼/三菱UFJニコス労働組合/オリンパス労働組合/大分県/刈谷市/埼玉医科大学/長野赤十字病院/長野青年会議所/指宿青年会議所/尾道青年会議所/明石青年会議所/新日本スーパーマーケット協会/日本チェーンストア協会/東京都農業協同組合中央会/ホクレン農業協同組合連合会/紀北教育研究会/静岡県教職員組合/北九州市教育研究会/紫波郡教育研究会/日本経営教育研究所その他多数
その他
【コンサルタント実績】
NTTデータマネジメントサービス/おおたかの森S・C/トレッサ横浜/ラッシュジ ャパン/アイビー・シー・エス/レイクウッズガーデンひめはるの里/ベンチャーバ ンク/京王電鉄/東京外国語大学/関西新幹線サービック/北京藍天城EE City
本
- 『ディズニーとキッザニアに学ぶ、子どもがやる...』(総合法令出版)
- 『ディズニーの片づけ』(中経出版)
- 『ディズニーの魔法のおそうじ (小学館101新書 ...』(小学館)
- 『「お客様の幸せ」のためにディズニーはまず「...』(小学館)
講演拝聴レポート
安孫子薫さんの講演を拝聴して/2017年11月
- ・講演日時:2017-11-28
- ・主催: 株式会社東京臨海ホールディングス
- ・講演テーマ:ディズニーのホスピタリティとブランディング ~すべてはゲストのハピネスのために~
皆さんは「東京ディズニーリゾート」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
東京ディズニーランドあるいは東京ディズニーシー、ミッキー・マウスなどの個性豊かなキャラクター、様々なアトラクションやお城などの建築物、多種多様なグッズ、いつも笑顔で働いているキャスト(従業員)・・・たくさん思い浮かぶことと思います。その東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドで、現場の清掃から全アトラクションの運営部長まで務めていたという経歴を持つ安孫子薫さん。現在では年間3000万人もの来場者を誇る巨大テーマパークへと成長しましたが、意外にも来場者の9割はリピーターであるといいます。
なぜこれほどリピーターが多いのか・・・それは「ディズニー」というブランド力の大きさもありますが、新しいアトラクションの導入や新エリアの開発、季節ごとのイベントの企画など、来場者を飽きさせない努力を怠らないことに加えて、東京ディズニーリゾートならではのサービスを提供しているからであると語りました。
そもそもサービスには
①期待外れのサービス ②納得できるサービス ③満足できるサービス ④感動のサービス
という4つがあり、最低限ゲスト(お客様)が②納得できるサービスを行わなければなりませんが、③満足できるサービスを提供できたら十分であると考える企業が多いのではないかと思います。しかし、安孫子さんは④感動のサービスを提供することがリピート率を上げる鍵であるといいます。この感動のサービスとは、ゲストが思いもしなかったプラスαの素晴らしいサービスを提供すること、つまりゲストの想像を超えたサービス(おもてなし)を提供することを指します。
実際にキャストが行った感動のサービスの例を紹介して頂きましたが、ポップコーンを落としてしまったゲストに対して「大丈夫ですか?」と声をかけ迅速に掃除をする。通常であればこれで③満足できるサービスだと思いますが、さらに新しいポップコーンを用意し、「これはミッキーからのプレゼントです!」といって渡したそうです。
もちろんポップコーンを落とした全てのゲストに同様の対応を行っているわけではないと思いますが、これは明らかにゲストの想像を超えるサービスであり、④感動のサービスであると思います。このようなサービスを受けたゲストは絶対に忘れないでしょうし、また遊びに来たいと思う人が多いのではないでしょうか。
こうしたディズニーのおもてなしの意識(ホスピタリティ)から学ぶことが数多くあると思います。一朝一夕で身につくものではありませんが、普段自分が行っているサービスでお客様に感動を与えられているか、どうしたら感動してもらえるかを改めて考えるキッカケとなる講演です。
(講演依頼.com 富永 正輝 )
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- 料金非公開講師になりますので、
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お客様の声
ディズニー流スタッフのモチベーションを向上させる仕組み
大変素晴らしく、ユーモアも交えた講演でした。楽しく有意義な時間になりました。参加者の反応も大変良く、皆さん満足している様子でした。講演時間ピッタリの時間配分でしたので、質疑応答の時間をほとんど取れなかったのが、私たちの反省としてあがりました(不満という意味ではありません)。 | 95点 |
ディズニーの現場力~高い顧客体験価値(CX)を提供し続ける秘訣~
具体例の説明もわかりやすく、資料も非常に見やすかった | 90点 |