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残念女子を抜け出すには?!

老化は、知らないうちに始まっています。

 欧米では、アンチエイジングは二十代から始めるそうですが、日本人は小柄で童顔なため、若く見えます。だから自覚のないまま年だけ取って・・・という残念女子が多いのです。それでも三十代ともなると、いろいろ困ったことが出て来ます。付け焼刃のダイエットではもう痩せないし、痩せてもリバウンドですぐ太ってしまう。お肌もボロボロ。どんなに高い美容液を使っても、エステに大枚をはたいても、改善しない・・・。気分も落ち込み、もうこの先、どうやって生きて行ったらいいかも分かんなーい!!

という状態に、みなさん陥ったことがあると思います。そこでスピ系に走ったり、占い師のはしごをするのがお決まりパターンですが、現実問題、そこも卒業しないと、残念女子のままですよね?

「大人」になれってことね!

 三十代から四十代にかけて、試行錯誤した挙句、私がたどり着いたのは「健康の基本・三原則」でした。

  • 早寝早起き
  • 毎日、小一時間の軽い運動
  • 昼間の「生きがい」を持つ

早寝早起きは、三十五で結婚し、子宮筋腫の自然治癒と懐妊を目指してアーユルヴェーダの勉強をしてから始めました。師曰く、現代人は電気があるせいで、夜中に起きて活動しているけど、本来、日の出から日没までしか人間は活動できないようにできている。だから病気になるのだと。日没と同時に軽い夕飯を食べ、夜九時には寝てしまう。すると、自然治癒力がピークに達する夜十時から夜中二時の間は熟睡しているわけで、病気や肌あれ、怪我も治りやすくなる。ホルモンバランスも整い、妊娠もしやすくなると。

インド人のドクターに教わってから、私は、それまでの昼夜逆転生活を正し、早寝早起きにしたのです。まぁ修正するのに半年はかかりましたけどね(笑)。時差ボケが治るのと同じようなものです。時差があればあるほど、時間はかかる。でも、早寝早起きにしたおかげで、子宮筋腫は温存したまま三十九にして懐妊、安産。高年齢出産の子育ても更年期も乗り越え、体調バッチリで生きています。現在54歳ですが、とてもその年には見えないとよく言われます。

実は、早寝早起きは成長ホルモンも促すのです。昔から、「寝る子は育つ」と言いますが、「寝る大人女子は若返る」わけです。

「いきがい」のある毎日を

夜、ぐっすり寝るためには、昼間「いきがい」のある活動をすること。仕事でも趣味でもボランティアでも勉強でも、なんでもいいんですが、
「あー、今日も一日楽しかった~」
という満足感を得ること。心の健康や、社会との繋がりも、アンチエイジングの一助となるのです。
毎日、小一時間の軽い運動をすることも大切。心と体の健康増進――
これが、残念女子を抜け出すキーワードです!

 

執筆:横森理香/作家・エッセイスト/ 「シークレットロータス」代表/ 「ベリーダンス健康法」創始者・講師

横森理香 現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、『40代♡大人女子のための”お年頃”読本』(アスペクト)はベトセラーとなる。新刊『コーネンキなんてこわくない』(集英社)出版を機に、更年期対策、アンチエイジング講演の機会が増える。また、横森理香のコミュニティサロン「シークレットロータス」で、健康と幸せ感だけのための「ベリーダンス健康法」を教えて9年。大人女子たちの健康・美容度をアップし、モチベーションをあげて、その人生を活性化させている。「中居正弘のミになる図書館」には2016.10月「40代あるある」のパネリストとして出演。

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