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川村元気著『仕事。』(文春文庫)

「話題のビジネス本」第十三回目は、川村元気さん著『仕事。』をご紹介します。

川村元気著『仕事。』(文春文庫)

映画プロデューサーとして『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『君の名は。』などの話題作の製作に携わり、初小説『世界から猫が消えたなら』が70万部突破の大ベストセラーとなった川村さん。先日も2作目の小説『億男』が佐藤健さん、高橋一生さんのW主演で映画化し話題になりました。

川村さんが考える仕事とは大きく2種類。一つはお金をもらうための仕事、もう一つは人生を楽しくするための仕事であるとおっしゃっています。

私自身、自分が仕事をする上でのモチベーションを考えたとき、お金のためだけではなく、人生を楽しくする仕事をしたいと日々感じています。

ですが、じゃあやりたいことだけをやればよいのかと言えば、やはり世の中そんなに甘くはなく、理不尽な状況や人間関係のストレスなど多くの壁がそこには存在しています。

本書は川村さんが「仕事」をテーマに各界の著名人12人に「壁を乗り越え、一歩抜け出すための仕事術」をインタビュー形式でまとめられた一冊になっています。

インタビューをされた著名人の方々は、山田洋次さん、倉本總さん、秋元康さん、宮崎駿さん、糸井重里さん、坂本龍一さんなど、本当に大御所の方々ばかりです。

インタビューをされているのが偉大な方々過ぎて、どこまで参考になるのかという想いを持ちながら本書を読み進めていたのですが、この本をおすすめしたいところは、川村さんがインタビューの際一貫して「僕と同じ年の頃、何をしていましたか?」をテーマとされていたことです。

現在39歳の川村さんが、各界の先駆者の方々の30代の頃の仕事への想いを聞き出しているので、どのような姿勢が彼らを特別な存在にしたのか、とてもわかりやすくまとめられています。

「仕事で悩んだとき、辛いとき、どうやって乗り越えてきたか」

川村さんはインタビュー後、「その方法は一つではなく、自分自身で仕事をしながらその結論を導くしかない。ただそこで言えるのはあきらめたらそこで終了である。」と結論づけています。

本書で登場する先駆者の方々も、私たちと同じように悩み苦しむときがあり、そして自らそれぞれの方法で乗り越えることで、世の中に大きな影響を与える人物になっていきました。

多くのビジネスマンに勇気を与えてくれる一冊ではないかと思います。

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