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『 がん(癌)の体験者の声 』、第4回目は、有名な女性誌やWEBでエビデンスに基づいた健康情報、患者視点に立った医療情報について執筆されている増田美加さん。
もし、下記の3つに少しでも当てはまる方でしたら、ぜひ読んでみて下さい。
- ☑ 今、がん(癌)と向き合っている方
- ☑ 周りに、がんと向き合っている方がおられる方
- ☑ 今を生きるためのヒントを探されている方
増田美加さんは、43歳のときに超早期乳がんであることを告知されました。
この経験で何を感じられたのか?こんきは貴重なインタビューをお届けします。
どういったきっかけで、がんが発覚したのか、状況の詳細を教えてください。
43歳のときに受けた乳がん検診のマンモグラフィ検査で異常が見つかりました
その後の精密検査で“しこりのない”石灰化だけの“超早期乳がん”であることがとわかりました。
前回、約2年前の検診では、「異常なし」。
ほんとに出来たばかりの乳がんでした。
仕事柄、乳がん経験者の方のインタビューや乳がん治療現場の医師の取材をして記事に書いていました。
しかし、しこりはもちろん、なんの自覚症状もないので「まさか私が…」と驚きました。
幸いにも超早期発見でしたので、左乳房のがんにのりしろをつけて3cm×3cm、切って取っただけ。
お薬やその他の治療は全くなく、3泊4日で全ての治療が終了しました。
1年後には、傷も凹みも全く残らず、どこを治療したのかわからないほどでした。
乳がんは、早期発見が命も乳房も守る!定期的な検診は何より大事です。
励まされた言葉や、人との出会いなどあれば教えてください。
友人の医師から、「がんは誰でもかかる。大事なのは、その病気とどう向き合って、これからどう生きるか。美加ちゃんは、早期発見できたことを誇りに思っていいのよ」と言ってもらえたことです。
また別の友人から治療後、退院祝いの花束が夫宛に届きました。
「家族も第二の患者。ご主人にもお疲れ様と伝えたい」とメッセージが入っていました。
今現在、どうがんと向き合ってお過ごしされているか教えてください。
がんを告知されたときは、「なぜ私が、がんになったの?」「何か悪いことをした?」「仕事のしすぎ?」「生活習慣のどこか悪いところがあった?」と、自分の生き方を振り返り、がんになった原因を見つけようとしていました。
でも当然ながら、がんの原因なんて特定できません。
今、十数年経ってわかったことがあります。
人のやさしさ、何を大事にして生きるべきか、空が青いことがどんなにすがすがしいか、毎年、桜を見られることがどんなに貴重なことか…。
がんを経験したことでそれまで気づかないことにたくさん気づかされました。がんはたくさんのことを私に教え、人生を豊かにしてくれました。
現在がんと闘病している人に向けて一言お願いします
もしもつらいこと、不安なことがあったら、家族、医療者、がん経験者…、一人で抱え込まず、誰かに相談してください。
がん医療は進み、働きながら治療する人も増えています。
そして治療のことだけでなく、心の問題、経済的な問題、さまざまなサポート体制が整ってきています。
特に、これといった悩みがなくても、ただただ話を聞いてくれる…というサポートもあることをご存知でしょうか?
全国のがん拠点病院でも、さまざまな支援体制を整えつつあります。
私も毎月、東京銀座にてNPO法人女性医療ネットワーク マンマチアー委員会主催の無料セミナーを行っていますので、ぜひ遊びに来てください。
弊社には、がんと向き合う講演の特集ページもございます。
「がん(癌)」をテーマにした講演の講師をお探しの方は合わせてご参照ください。
増田美加ますだみか
女性医療ジャーナリスト
エビデンスに基づいた健康情報&患者視点に立った医療情報について執筆、講演を行う。女性誌『婦人画報』『GINGER』『美的』ほか、女性WEBマガジン『@cosme A-beauty』『MY LOHAS…
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