目次
思春期真っ只中の悩める中学生・高校生に、そして、その保護者の方、また、教育関係者に向けて、「講演会のプロが選ぶ!中学生・高校生にすすめたい本」をご紹介いたします。
第五回は、大ヒット小説・映画「ビリギャル」のモデルで、講演依頼.comでも依頼数TOP10に入るビリギャルこと小林さやかさんの著『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』 (マガジンハウス )です。
中学生・高校生にすすめたいポイント
ビリギャルから後輩たちへ!バトンとなる一冊
『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』 は、小林さんの中学受験から慶應大学合格までの軌跡いわゆる「ビリギャル」時代のお話と、大学卒業後、ウエディングプランナーとして活動した経験、結婚・離婚といったプライベート、そして高校でインターンを経験した話など、「ビリギャル」のその後が、小林さんの目線で書き下ろされています。
そして「人生は自分次第で変えられる」ということ、「ワクワクすることを自分の力で見つけ、考え、決定する」ことの大切さ、「自分で生きていく力」を育む大切さ、「自己肯定感」の大切さなど、ビリギャルの母、ああちゃんをはじめとした、たくさんの人から学んだことがつづられています。
本書は、たくさんの人から学んだことを、今度は、ビリギャルこと小林さんから後輩たちへ伝えるべくためのバトンとなる一冊になっています。
その中でも、特に中高生におすすめしたいポイントを紹介します。
ワクワクすることを自分の力で見つける
「目標設定する際に大事なのは、その目標がキラキラしていて自分がワクワクできるかどうか」だと小林さんは著書でつづっています。
ビリギャルの母、ああちゃんが子育てをする際のたった一つの願いは、この「ワクワクすることを自分の力で、見つけられる人になってほしい」だったそうです。命令されてやること、押し付けられてやることは、楽しくもないし、どこかでモチベーションの限界もあります。ただ、自分でワクワクする!楽しい!と思えることを見つけることができると、無限の力が出てきます。
小林さんが慶應大を目指したきっかけは、坪田先生と話す中で「慶應ってなんかイケメンがいそうだし、なんかキラキラして楽しそう!」だったから。自分で見つけた目標だからこそ、諦めそうな時も毎日15時間の勉強を続けることができたそうです。
AI時代を生き抜くためにも必要な「自分で考える力」を持つということ
現在、AIなどが発達。社会はさらに進歩して仕事がどんどんロボットに取り変わっていく。今までの常識が将来通用しない可能性があるという中、「ワクワクするものなんて、なにもない」「考えるのとか、めんどくさい」という子どもたちがあふれている状況に小林さんは不安を覚えたそうです。
そんな時代に一番大切なことそれは「自分で考える力」を持つということ。自分でワクワクすること、好きなことを見つけられる人はこの自分で考える力も磨かれる。だからこそ、自分がなにが好きか。なににワクワクするか。それを知って、そこに向かって突き進むことが大切になるとつづっています。
「できる」が積み重なると「好きになる」
誰でも苦手なことはなかなか好きになれません。できないことをずっとやり続けてもモチベーションは下がるばかり。だから、勉強だったらできるところまで戻って積み重ねる。遠回りのようで、これが一番近道と経験してわかったそうです。
人より少し「できる」や「テストで良い点が取れる」・・小さな成功体験を積み重ねたことにより「好き」に繋がるそうです。
努力の先に見える景色は、想像以上にキラッキラ
好きなこと、自分で見つけた目標でもやっぱり辛い時、逃げ出したい時はあります。しかし、本気で努力している人に、周りの人は必ず力になってくれます。
小林さんは、慶應受験に向けた1年半の努力の先に「ビリギャル」という作品と出会い、色々な人との出会いがありました。そして、「ビリギャルのおかげで人生が変わった」と声をかけてもらえるようにもなり、色々な人の人生と少し関わることができました。
努力の先に見える景色は、想像以上にキラッキラで、自分の人生のかけがえのないものになるそうです。
偏差値よりも経験値
これはビリギャルの後日談ですが、ウェディング会社に就職してプランナーする傍ら、人事も兼務することになりました。
そこで、感じたことが「偏差値よりも経験値」だそうです。どれだけ優秀な学歴を持っていて、良いことを言っていても感情が込められていないとプロにはすぐにバレます。
色々な経験をして、それを自分の言葉で語れること。それが社会に出てから本当に大切になると感じたそうです。
講演のプロから伝えたいこと
自分でワクワクすることを見つけ、キラッキラの人生を送って欲しい
小林さんのように、一流大学を卒業し、社会で働いている人はたくさんいるのに、何故、小林さんは、世間から注目をされ輝いていられるのでしょうか?
それは、自分でキラキラすること・ワクワクすることを見つけられるからです。
「少しでもいい大学を出て、少しでも大手の会社に入りなさい」と親や先生、周りの人から言われ、なんとなく惰性で受験して、社会に出てもどこかで限界はきます。
小林さんは、沢山失敗もしたけれど、でも諦めずにチャレンジし続けることができました。それは、チャレンジすることを、自分で見つけ、自分で選び、自分で決めたからです。だからこそ、素敵な出会いにつながり、キラッキラな人生を歩むことができたのです。
そして、小林さんの挑戦は、現在も続いています。自身の経験をきっかけに、講演会を行ったり、ご縁があって教員免許はないけれど、高校でインターンを行ったり。そして、そこでまた、色々なことを感じ、大学院に通ったりして力をつけたいと思い、大学院に通うことを決めました。
自身の経験談や坪田先生、出会った色々な方々から学んだ心理学やコーチングのエッセンスもまじえた小林さんの講演には、自分をキラッキラに輝かせるための目標の見つけ方のヒント、これからの社会でさらに求められる「自分で生きていく力」を育み、自分で人生を切り拓くキッカケが沢山あります。
この本を読んだり、講演を聞いた後には、きっとワクワクすることを見つけ、キラッキラする自分に変われるはずです!
小林さやか(ビリギャル)こばやしさやか
映画『ビリギャル』主人公
1988年3月生まれ。名古屋市出身 『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴・著)の主人公であるビリギャル本人。慶應大卒業後ウェディングプランナーとして従事し…
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