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『 がん(癌)の体験者の声 』、第9回目は人間ドックで乳がんが発覚した生稲晃子さん。
もし、下記の3つに少しでも当てはまる方でしたら、ぜひ読んでみて下さい。
- ☑ 今、がん(癌)と向き合っている方
- ☑ 周りに、がんと向き合っている方がおられる方
- ☑ 今を生きるためのヒントを探されている方
生稲晃子さんは、乳がんであることがわかりました。
この経験で何を感じられたのか?貴重なインタビューをお届けします。
どういったきっかけで、がんが発覚したのか、状況の詳細を教えてください。
2011年1月に受けた人間ドックで乳がんが発覚しました。 マンモでは異常がなく、エコーで8mmのがんを見つけていただき、早期発見でした。
励まされた言葉や、人との出会いなどあれば教えてください。
5年弱、公表をすることを控えていたので、本当に一部の人しか、がんのことは知りませんでした。 ですから、家族の存在が大きな励みでした。 言葉ではなく、いつもそばにいてくれる。その状況が「生きよう」という力になりました。 2度目の再発時は、最悪なことも考えました。 しかし、まだ10歳にも満たないわが娘が成人するまでは、
「なんとしてでも責任をもってそばにいてあげたい」
「死ぬわけにはいかない」
「生きていなければ」
と、強く思いました。
今現在、どうがんと向き合ってお過ごしされているか教えてください。
現在も、ホルモン治療の薬を飲んでいます。 ですから、年齢的なものに加えて、薬の副作用で更年期症状が強く出ています。 でも、生きることに喜びを感じ、平穏な毎日を過ごしています。あれをやったり、これをやったりと、手を広げるのは性に合わない。なるようにしかならない。とにかく無理をせず、笑って心穏やかに生活することを心がけています。
現在がんと闘病している人に向けて一言お願いします
がんになってショックを受けない人はいません。 時には孤独感や疎外感で苦しむこともあると思います。 でも、決して一人ではない。家族や友達がいる。先生がいる。かけこむ相談場所もある。 そう思うことが、とても効果のある薬になると思います。 なるべく平常心を保って、共に頑張っていきましょう。
生稲晃子いくいなあきこ
女優
1986年おニャン子クラブのメンバーとしてデビュー。おニャン子クラブ卒業後は、女優・リポーター・講演活動等で活躍。 乳がん闘病を綴った『右胸にありがとう そして さようなら』(光文社)出版。現在は、…
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