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思春期真っ只中の悩める中学生・高校生に、そして、その保護者の方、また、教育関係者に向けて、「講演会のプロが選ぶ!中学生・高校生にすすめたい本」をご紹介いたします。
第九回は、喜多川泰さんの著『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』 (サンマーク出版)です。
中学生・高校生にすすめたいポイント
この本は 「人との出会いの大切さ」 を描いた作品です。
出会いが人生を変える
自分がついたつまらない嘘を突き通す為、さらなる嘘を重ねて、一人東京へ向かった主人公の和也。しかし、その嘘から始まった旅行が和也にとって今後の人生を変える大きな出来事へと変化していきます。
土産物屋のおばさんの親切から始まり、出会う人は皆いい人ばかりでその人たちの直球のメッセージが心を打ちます。
本気で生きるということ–そのために必要なのは「一歩踏み出す勇気」
本気でやって失敗するのが怖いから…と本気で生きることに抵抗があった和也。しかし、いろんな人との出会いを通して、やりたいことに正直に生きることの素晴らしさを学んでいきます。
「他人が勝手に決めたメガネで世の中を見るな。」
時代の変化についていくためには人も変わり続ける必要があると思います。そのために必要なのは「一歩踏み出す勇気」です。
あなたらしく、あなたにしか出来ない人生をより豊かにするために、これからの人との出会いを通して「心」と「考え方」をたくさん学んで頂きたいです。
旅は人生を変える
この本を読んだ皆さんは今すぐにでも旅がしたくなってしまうかもしれません。知らない人の家に泊まったり、ヒッチハイクをしてどこか遠くに行ってみたり…
日常の出来事ばかりだと全てが当たり前に思え、慣れが生じて、努力をしなくなってしまいます。
世の中の変化に対して敏感に感じ取れるようになるためにも非日常的な「旅」に出ることをやってみてはいかがでしょうか。
講演のプロから伝えたいこと
価値観が多様化する中、人との出会いから「生きる力」をより磨いてほしい
人生は予定通りにいかないことの連続です。
この本の主人公がそうであったように、皆さんの日常にもそう感じる場面はないでしょうか?
予定通りにいかない人生を決めるのは「誰と出会うか」
全ての出会いは、「偶然」ではなく「必然」でありそこには縁があります。そしてその出会いが、人生を豊かにしてくれます。
この本が、皆さんの日常を見直すきっかけとなり、皆さんが、積極的に人との出会いを求めて行動し、生まれながらに備わっている「生きる力」をより磨いていくことを切に願っております。
喜多川泰きたがわやすし
作家
1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。 2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』にてデビュー。2作目となる『君と会えたから…』は10万部を超えるベストセラーとなった。その後も『…
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