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『世界トップティーチャーが教える 子どもの未来が変わる英語の教科書』-正頭英和氏著-

思春期真っ只中の悩める中学生・高校生に、そして、その保護者の方、また、教育関係者に向けて、「講演会のプロが選ぶ!中学生・高校生にすすめたい本」をご紹介いたします。

第18回は、2019年に「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「Global Teacher Prize 2019(グローバル・ティーチャー賞)」トップ10に選出されました、立命館小学校英語科教諭の正頭英和氏著『世界トップティーチャーが教える 子どもの未来が変わる英語の教科書』(講談社)です。

『世界トップティーチャーが教える 子どもの未来が変わる英語の教科書』(講談社

中学生・高校生にすすめたいポイント

英語力を決めるのは「失敗の数」

正頭先生は、小学校~高校まで大阪の公立学校に通い、帰国子女でもなく、留学経験もなく、そして英会話スクールにも通ったことがなかったそうです。その先生が、Global Teacher Prize 2019の場では、全てのスピーチを英語で行いました。そのような英語力を先生は、どのようにして身に付けたのでしょうか。

まず、先生の中で「英語に対するハードル」を低く設定し、とにかく英語を使う機会を増やしました。そして、誰よりも英語で失敗をし、たくさんの恥をかいたそうです。

現代教育は「知識」重視から「経験」重視へとシフトしています。そこで大切になるのは知識で測る学力よりも、経験を生み出す行動力であり、その行動力をブーストしてくれるのが英語なのです。

そして、間違えようが失敗しようが英語を使用することを恐れず行動し、試行錯誤を繰り返しながら「失敗の経験」を積み上げていくことで英語力を高めることができるそうです。

英語を学ぶことはゴールではなく、夢をかなえるためのスタート

「英語の学びは夢をかなえるためのスタートラインに過ぎない」と正頭先生は著書内で述べています。

私たち日本人は、学校で英語の授業やテスト受けることによって、英語を「難しいもの」「勉強しなくてはいけないもの」と考えてしまいがちです。その結果、英語を学ぶことがゴールとなり、英語を学ぶことに対するハードルをどんどん高くしてしまっています。

しかし、英語は、本来コミュニケーションをとったり、何かの勉強をするための「ツール」であり、英語を使用することで、いろいろな人と出会えたり、知識を得たり、夢をかなえる可能性を広げるたりすることができるのです。

そう考えると、英語を学ぶことは、ゴールではなく、夢をかなえるためのスタートラインであり、仕事や夢と向き合うレベルの英語力さえあれば十分。ネイティブ並みである必要もなくハードルも下がります。

AI時代に求められるのは、疑問を持つ力=好奇心

AIとロボットの組み合わせで、私たちの社会と暮らしは大きく変わるとされています。 苦労の多い問題解決をAIが担ってくれる時代の到来は、私たち人間自らが楽しいと思える仕事、すなわち好きなことを仕事にできる時代の到来を意味します。

与えられた選択肢から自分のやるべきことを選ぶ時代は終わり、これからは、自分自身で新しいものを発見し創造していく時代となります。

その時代に求められる力は、「疑問を持つ力=好奇心」や「人間らしい想像力」であり、その力を育むためには、いろんなものに興味をもってチャレンジを続けながら、さまざまな体験をすることが大切だそうです。

講演のプロから伝えたいこと

AIに数々の仕事を奪われると言われるこれからの時代を生き抜くためには、どうしたらよいのでしょうか。

【中学生、高校生たちに対して伝えたいこと】

失敗を恐れず、好奇心をもっていろいろなことにチャレンジし、たくさんの失敗を

英語力を高めるうえで重要なことは、英語を使用することを恐れず行動し、試行錯誤を繰り返しながら「失敗の経験」を積み上げていくことでした。 しかし、この経験は、何も英語力を高めることだけに当てはまることではありません。

これからの時代を生き抜くためにも、自らの力で何かを創造できるような力を養う必要があります。その力を養うために、失敗を恐れず、好奇心をもっていろいろなことにチャレンジし、たくさん失敗をしてください。その経験で好奇心や想像力が養われ、結果、自らの力で何かを創造できるように成長することができます。

【保護者に対して伝えたいこと】

失敗させる勇気をもち、子どもの姿を見守りませんか

子供たちの本当の「できる」を育てるために、親たちが子どもたちに「失敗を選択させる勇気」を持つことが重要です。少しの勇気と少しの挑戦で、人は変わることができます。

「大人が変われば、子どもは変わる」

子どもたちの成長のため、まずは大人である親たちが変わりませんか?好奇心をもっていろいろなことにチャレンジする場を子どもたちに与え、少しずつ変わり始める子どもの姿を見守ってみてはいかがでしょうか。

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