ご相談

講演依頼.com 新聞

人生最大の危機~営業力強化コンサルタント・小森康充~

小森康充

小森コンサルティング オフィス 代表

人生最大の危機を教えてください。

外資系企業で20年間のビジネスキャリアの後、研修講師として独立した時のことです。何の準備もせず会社を辞めたため、始めの数か月は失敗続きで研修の契約が全く取れませんでした。そもそもサラリーマンが独立して研修講師で成功するノウハウを何も学ばずに、いきなり始めて成功するはずがありません。売上が0で大赤字となりました。家族も養わなくてはならない状況でこの先どうしたものかと悩みました。

その時のお気持ちを教えてください。

はじめは不安感と絶望感を持ちましたが、必ず研修講師で成功する!という根拠のない信念がありましたので、仕事は楽しく行動は継続しました。

危機とどのように向き合い、乗り越えたのですか?

「あせるな、悩むな、私はできる」という心構えで行動しました。あるビジネスSNSでお友達人数を5000人獲得してランキングNo.1を獲得しました。そのお友達にセミナーを告知して、年間60回「コミュニケーションスキルセミナー」をやりました。はじめはなかなか集客ができず赤字でしたが、少しずつ人脈が広がり集客数が増えていきました。

赤字続きでどうしようもなかった状況を変えたのは、ある方との出会いでした。

私と同じ外資系企業出身で、しかも研修講師で成功している先生を見つけたのです。その先生のセミナーに参加してやり方を学びました。また、個人的に先生との面談をお願いしてアドバイスをもらいました。そのアドバイスを忠実に実行することで少しずつ契約が取れ、書籍『スベらない商談力』(かんき出版)も出版でき、仕事が軌道に乗りました。

最大の危機に直面したご経験から、どのようなことが得られましたか?

成功の3つのポイントを学びました。

1つは「ベストプラクティス(目標とする成功例)を見つけること」です。私の場合は外資系出身の研修講師からのアドバイスでした。ポイントは個人面談で会うことで、自分の今の状況と強み弱みを考慮して今後のアクションプランを具体的にアドバイスしてもらうことが大事です。今はインターネットの時代なので、すぐにグーグルで情報収集する人が多いと思います。ただ、ネットの情報をいくら多く集めても成功しないでしょう。何故ならその情報は他の誰かの情報だからです。個人面談ではあなたの個人的状況を考慮したあなたのためのアドバイスをしてもらえることがメリットです。

2つ目は「徹底的な行動」です。1つのことを徹底してやると何かで1番になることができ、自信がつきます。動きながら考えることが大事です。私の場合はビジネスSNSでランキングNo.1になることで注目され、赤字でもセミナーを60回やり続けました。また、何が何でもビジネス書籍を出版すると決めて出版社の社長の講演会に何度も行き、パーティで名刺交換して自分を売り込みました。

3つ目は「楽観的態度で自分を信じる」こと。根拠はなくても「必ずうまくいく」と将来の成功を夢見ることが大事です。自分で自分のことを「宝物」と思い、将来必ず成功すると信じる気持ちを持つことです。「私は必ず成功するぞ」と強く思った瞬間、すでにあなたは成功しているのです。

最後に、人生の危機に直面している人へ向けてアドバイスをお願いします。

「成功は人が運んでくれる」という言葉があります。自分が目標とするベストプラクティスと思える人に会って自分の目標とアクションプランのアドバイスを求めることです。そしてそのアドバイスを徹底して素直に実行することが成功への道です。

もうひとつ重要なことは相手との信頼関係です。家族、友人、ビジネスパートナーの心の窓を開き、信頼関係構築ができれば成功の可能性は飛躍的にアップします。信頼関係構築のポイントは(1)正直誠実な態度、(2)相手の話を聴く、(3)コンタクト回数(何度も会うこと)、(4)相手を宝物と思うことです。

人生の危機は乗り越えるためにあるのです。そしてそれを乗り越えることであなたは大きく成長します。危機はチャンスだと思ってチャレンジしてください。成功の扉は、すぐそこに開かれています。

小森康充

小森康充

小森康充こもりやすみつ

小森コンサルティング オフィス 代表

P&Gジャパン、日本ロレアル、COACHジャパンなど、実力主義の外資系企業で20年間の営業キャリア、人材育成キャリアを積む。その後、神戸学院大学客員教授に就任。2009年、営業力強化コンサルタントとし…

  • facebook

講演・セミナーの
ご相談は無料です。

業界21年、実績3万件の中で蓄積してきた
講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。
趣旨・目的、聴講対象者、希望講師や
講師のイメージなど、
お決まりの範囲で構いませんので、
お気軽にご連絡ください。