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佐藤航陽著『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)

講演依頼.com営業部の土橋です。
「話題のビジネス本」第六回目は、佐藤航陽さん著『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』をご紹介します。

佐藤航陽著『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)

資本主義から価値主義へ。
今の時代の流れを、この言葉で説明されていることが印象的でした。

資本主義はお金によって計られますが、そもそもお金というものはなぜできたのでしょうか?お金ができた理由は、「価値」をうまくやりやとりするためであり、価値の保存・尺度・交換の役割があると言われています。この価値の媒介物は、時代によって貝殻だったり金属だったり紙だったりと姿を変えてきた歴史があります。因みに現在世界最古のお金は、紀元前1600年ぐらいの貝殻とされているようです。今我々が貝殻で何も買うことができないことと同様に、今の紙幣を貯め続けても意味がなくなる時代が来るということがわかります。

その新たな移り変わりが、今現在起きています。忘れてはいけないことは、お金はあくまでも価値の交換・保存・尺度の役割です。「お金を増やす」という手段ばかりが強調され、お金そのものに価値があるという錯覚に陥っていたことを、リーマンショックやITなどのテクノロジーの急速な発展から、多くの人が気付き始めています。

資本主義が考える価値あるもの(お金)と、世の中の人の考える価値あるものの間には大きな溝ができているので、新たな考え方が必要です。その新たな考え方が、価値主義だということを紹介されています。つまりお金ではなく、その根源の価値に着目されてきているということです。

価値を最大化しておくことで、いろいろな方法で好きなタイミングで他の価値と交換できるようになっていきます。例えば貯金がゼロでもツイッターのフォロワーが100万人以上いるとクラウドファンディングで資金を調達することができます。1億円の貯金があることと100万人のフォロワーがいることでは見様によっては同じことです。こういう激動の時代を生きるには頭を切り替えなければなりません。

そこで著者が伝えていることは、「お金を儲けること」を第一に考えるのではなく、「情熱を傾けられること」にエネルギーを注ぐことが価値を高めることであり、それが成功への近道となるということです。

価値は大きく分けて以下の3つに分類されます。
1:有用性としての価値(資本主義がメインに扱う価値)
2:内面的な価値(共感や感謝によって発生する個人のポジティブな感情等)
3:社会的な価値(慈善活動やNPOのように個人ではなく社会全体の持続性を高める活動等)

機械的に儲かることばかりに着目していると、そこには共感や感謝が薄れ、人々の支持は得られません。つまり価値が高まりません。多くの人の選択肢が多様になり、AIなどの機械化が進んでいるからこそ、人間にとって大切なことは、情熱を持って好きなことにエネルギーを注ぐことです。

ホリエモンや竹中平蔵さんもお墨付きの名著です。

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