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青野慶久著『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』(PHP研究所)

講演依頼.com営業部の江本です。
「話題のビジネス本」第七回目は、青野慶久さん著『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』をご紹介します。

青野慶久著『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』(PHP研究所)

昨年秋の日経新聞に「働き方改革に関するお詫び」という全面広告が話題になりました。

昨今ブームとなっている働き方改革が、社員の楽しさに繋がっていないというこのメッセージは、サイボウズの青野慶久社長によって出されたもので、私もとても印象に残っています。

青野さんは、この著書内で、「カイシャ(会社)」を、社員である私たちを支配しているモンスターと定義しています。私たちが、人生をこのモンスターに捧げている限り、私たちは不幸になり、楽しく働ける日はやってこないというのです。

そもそも私たちは、誰のために働いているのでしょうか。経営者の為、経営者が使うお金を増やすためになっていないでしょうか。これまでの日本的企業は、あるカイシャ以外では通用しない社員を量産し、雇用の仕組みは社員を我慢させるもの。この我慢レースのルールを作っているのが、カイシャのトップである代表取締役だと青野さんは言います。今後もカイシャで働いていく可能性が高い私たちが、カイシャを選ぶ際に、この代表取締役がどんな人であるか見極めているか。世間的なブランドやイメージだけに惑わされていないか、自分の夢とカイシャのビジョンの重ね合わせの確認作業ができているか、という注意も発信しています。ビジョンの重ね合わせの確認作業を怠らない人が、仕事を楽しめているというのです。

青野さん自身も代表取締役社長という立場であり、カイシャの構造や代表取締役とは何か定義をするだけではなく、自らが行うべきことも記されていました。

実際に、サイボウズは社内のワークスタイル変革推進で、離職率が7分の1まで減っています。

タイトルが強烈な印象のあるこの本ですが、未来の働き方について、私たち一人ひとりの覚悟、責任、価値向上、自分の強みの最大限化など、あらゆる視点で考えるきっかけとなり、そして自分の楽しい人生を取り戻すヒントが満載です。

どのように私たちはキャリア形成をしていくか、そして会社はどうあるべきか、人生100年時代と言われる今、私たちはもっと真剣に、そして楽しく考えていく必要があることを強く認識させてくれる本でした。

世間に先んじて「働き方改革」に着手し、成果を出してきたサイボウズ社のことをはじめ、働き方改革をテーマにした講演のご相談は多く頂いております。まずは江本までお声がけください!

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