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思春期真っ只中の悩める中学生・高校生に、そして、その保護者の方、また、教育関係者に向けて、「講演会のプロが選ぶ!中学生・高校生にすすめたい本」をご紹介いたします。
第八回は、メンタリストDaiGoさんの著『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』 (学研プラス)です。
中学生・高校生にすすめたいポイント
「テストに向けて、何時間勉強したから大丈夫!」なんて安心してテストに臨んだら、結果はイマイチ…。そんな経験はありませんか?
「同じ勉強をするなら、短時間で効率良く成果を上げたい。」
「同じ1時間の勉強をするなら、より深く理解できるようになりたい。」
この本には、そんな願いを叶える科学的に裏付けのある正しいテクニックが、いくつも紹介されています。
非効率な勉強法 「アンダーラインを引く」
本書では、いくつか非効率な勉強法が紹介されています。私も学生の頃に当たり前にやっていた勉強法でしたが、実は非効率な方法でした。
その一つが「アンダーラインを引くこと」。
「ここは重要だから線を引いておけ。」授業で先生に、よくそんな風に言われたことがあると思います。
ただ、それは実は非効率なのです。
改めて見返した時に、脳はこの情報を「重要なんだな」とは判断するものの、重要な情報をチェックした時点で安心してしまい、「覚える価値がある」とは判断しないそうです。その結果、使える知識として身につかないそうです。
今まで当たり前と信じて行ってきた学習法がこのようにいくつも、科学的根拠から否定されています。
使える勉強法 「アクティブラーニング」
では、本当に使える勉強法とはなんでしょうか?
それは「アクティブラーニング」だそうです。
最近、様々な教育現場でも話題になり、取り入れている学校も多いと思います。それだけ聞くと、なんとなく当たり前に聞こえますが、この本で紹介しているのは「アクティブすぎるほどのアクティブラーニング化」です。
アクティブラーニング化の2大ポイント 【想起】と【再言語化】
アクティブラーニング化の2つのポイントは【想起】と【再言語化】
想起とは「思い出すこと」。
再言語化は「自分の言葉に置き換えること」。
勉強するにあたって、「思い出す作業を組み込むこと」そして、「理解できないテキストに出会ったときは、わかりやすく言い換える方法を考えること」この2点が大切になります。
この2点を踏まえて、いくつものテクニックが勉強前の準備段階から勉強後の休息・睡眠まで細かく説明されています。
講演のプロから伝えたいこと
自分の頭を使って考えることが大切
AIやロボットと共存しながら、生きていくこれからの社会の中では、膨大な知識を処理する仕事はロボットが代わりにやってくれるようになります。
では、これからの社会の中で、人間に求められる仕事とはどんなものでしょうか?
それは、膨大な知識を使用して情報を再編集するという「考える」仕事が求められます。
そんな時代を生きていくには、学生の時からテストに向けて暗記するだけではなく、「なぜその出来事が起こったのか。どんな事象と結びついているのか。」ということを自分の頭を使って考えることが重要です。こうして深く考えていくことにより物事を理解しやすくなり、また、これからの社会を生きていく力も養えます。
部活や勉強、学校生活に忙しく、勉強してもなかなか成績が上がらない。実はその勉強法はやったつもりになるだけの勉強法かもしれません。
そんなときはこの本を読んで、一度自分の勉強方法を見つめ直しても良いのではないでしょうか。
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