悩み多き青春時代を送る中高生に向けて、先輩たちからのメッセージを伝える本コンテンツ。
第6回は、東京大学卒業後、NHK仙台放送局の契約キャスターを経て、大手外資系金融機関のアナリストに。スペイン他25カ国での海外経験もある国際派にして、“エリート過ぎる”フリーアナウンサー、天明麻衣子さんからのメッセージです。
「時短勉強術」とは
日々の勉強も、復習だけでなく予習をしておいたほうが効果は大きいんです。どこが難しいかわかっていれば、先生の話もメリハリを持って聞ける。復習の時間も短くて済む。
週末にまとめて勉強するより、毎日ちょこちょこ予習、復習するほうが実は効率がいいんです。また、学校は年間スケジュールが決まっていますが、いつ試験があるかもわかる。それを把握して、大きなスケジュールを立てることが大切です。
「時短勉強術」を意識することになったのは、高校3年の夏休み明けの文化祭でクラス演劇があって、夏休みは受験勉強に使えなかった、というのが大きかったのかもしれません。時間がない中で、どう勉強していくか、塾と両立させて結果を出していくか、必要に迫られてやるしかなかったんです。
夏休みが使えないとわかっているなら、早く始めないと間に合いません。それで、高校3年が始まる前の春休みから準備を始めました。その1カ月が、もしかするとその後の1年を大きく左右したともいえます。
日本史、世界史と数学の勉強アプローチが、実は逆だった
世界史と日本史を両方選択したんですが、とにかく暗記量が多かった。教科書を読み込んでも、なかなか覚えられるものではありません。一方で、数学は苦手だったんですが、受験勉強をスタートさせた春に、あることに気が付いたんです。
それは、日本史、世界史と数学の勉強アプローチが、実は逆だったんじゃないかということです。実際、私が取り組んだのは数学を暗記科目として捉えたことでした。とにかく型を暗記していってしまう。一方で日本史、世界史は図式化していく。
数学の問題をまともに解いていたら、時間ばかりかかります。ところが、受験の数学には型があるんです。似たようなものが出ると、「あ、あのパターンだ」ということに気づけるんです。だから、問題を読むと先に答えを見てしまう。そこから解き方を覚えてしまうんです。解いていく時間がもったいないからです。
日本史、世界史は図にしておくことで、大きな流れをつかむことができます。例えば、教科書を読んでいるだけでは縦の流れがつかみにくい。アメリカで南北戦争が起きたとき、中国でどんなことが起きていたか。
教科書ではなかなか覚えられないんですが、これを年表の図にしてしまうとわかりやすくなります。歴史は、図にすると実はわかりやすいんです。あと、後にクイズ番組にも出させてもらうことになるわけですが、ひもづけて覚えているんです。出来事はひとつの事件にからめるだけでなく、人とからめたり、場所とからめたりする。そうすることで、引っ張り出しやすくなります。
学生へのメッセージ
結果が出ないとき、受験生はしんどいものです。でも、それを打破するもしないも自分次第です。それこそ、結果が出るのは試験の当日。そこまでは勝負はわかりません。自分を強く持って頑張ってほしいですね。
勉強しているときは、何と戦っているかわからないことも多いと思います。結局、自分との戦いなんです。だから、まわりを気にし過ぎないこと。
出題者には必ず意図があります。答えのない問題は作りません。解ける問題を出してくる。出題者は何を考えて、この問題を出しているのか。問題を作っている人と、いいコミュニケーションが取れれば、結果はついてきます。
回答者の目だけでなく、問題作成者の目も持ちたいですね。そうすることで、違った景色が見えてくるんです。
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