【研修トレンド通信028】
広がるワーク・ライフバランス ～ライフプランという視点から考える～

　ちょっと前まで世間を騒がせていた年金問題。もちろん今も重要な問題ではありますが、騒ぎは少々下火になりましたね。「どうなるのだろう」と気になりつつも、頭の片隅から消えかかっていたのですが、先日、私にも例の年金特別便が届きました。年金のことなど、まだまだ先だと思っていても、実際にこうした通知が届くと、急に現実味を帯びて、将来が不安になってきます。永年勤続が珍しい今の時代、今後、自分がどんな働き方をして、どんな人生を送るのか、また、どんな老後を送るのか…と考えるのは、20代からでも決して早いということはないのではないでしょうか。

　このコラムでも何度も取り上げているワーク・ライフバランスですが、仕事とプライベートのバランスを考える上で、自分がどう生きたいのか、というライフプランも合わせて考える必要があります。仕事は人生の中で大部分を占めますが、同時に、あくまでも人生の要素のひとつだという認識も忘れてはなりません。ワーク・ライフバランスを早くから推進してきた企業では、付随してメンタルヘルスの研修も随時行っています（前回のコラム参照）。また同じ理由で、労働組合が主催となり、若手社員に向けて資産運用の研修を行う企業が増えています。ライフプランを考える上で、資産運用の知識があった方が、より具体的に計画ができるからです。資産運用の知識を踏まえて考えるだけで、自分の10年後がぐっと近づいてくるはずです。

　ワーク・ライフバランスは、今の自分だけのために考えるものではありません。今を含めて将来の自分がより幸せな人生を送るために、考えていかなければならないものだと思います。未来に向けて進んでいくためにも、選択肢と情報は多い方がよいのです。

　 　「講演依頼.com」では、わかりやすく資産運用のお話しのできる講師をご紹介可能です。ぜひ、未来の自分のために選択肢を増やしてください。

（2008年7月 /　発信：「講演依頼.com」 研修チーム）