藤岡弘、さんにお会いした印象は、何事にも真剣でまさにヒーロー（英雄）。

藤岡さんは、「使命」・「慈愛」という視点から、「武士道」、「日本」の素晴らしさを講演で伝えます。
藤岡さんが「武士道」の素晴らしさを実感したのは、幼少期から父親に教わった武道の神髄と、
これまで百数十か国を旅、探検、ボランティアをして世界を見ることができからだそうです。

日本人ほど秩序正しい民族はいないと藤岡さんは言います。
個人主義、自己中心主義が進む国や地域が多い中、先日の東日本震災時に皆さんが体感されたように、
非常時や困っている人がいたら条件や見返りを求めず、率先して周囲を助ける気持ちや行動が起こっていました。

この団結力や連帯感のルーツを探ると、日本ならではの「武士道」にたどり着き、
私達は多くの先祖や犠牲によって生かされており、何事が起きてもぶれることのない精神を
持ち合わせているとご説明をされました。

滅びゆく国や組織というのは、誠意を持って相手を思いやることができず、人間力が欠如している。
残念ながら日本でも、現在の豊かさの中で気づいていない、忘れかけている愛、尊敬、感謝を
改めて認識する必要があり、自分（日本の力）の誇りを取り戻し、明るい未来をつくっていきたいと
藤岡さんはお話しされていました。

そのために、今一度、日本の素晴らしさ、日本人の強さを考え、
世界に出て行って体感をしてほしいとメッセージを残されました。

独特の語り口、間…講演は、まさに藤岡さんの世界観が広がります。
日本人のルーツ、武士道の精神などにご興味がおありの方にはお薦めです。