ご相談

講演依頼.com 新聞

コラム スポーツ

2008年06月20日

一流の監督、メンタル型

一流と呼ばれる監督は大きく分けると、
☆  カリスマ型    (神様型)
☆  メンタル型    (心理・精神型)
☆  コンピューター型 (頭脳・データー型)

第二回はカリスマ型を紹介しました。
第三回はメンタル型です。

このメンタル型は、心理・精神型とカッコの中に書いていますが、
いわゆる、癒し型です。あまり自分の色を出さず、
選手のやりやすい環境作りに徹する。
しいて言えば、これが色かもしれません。

元ヤクルト監督、若松さん、再び監督になられた日本ハムの梨田さん、
今、時の人の西武監督の渡辺さんが代表だと思われます。

3人の共通点は、物腰が柔らかくて、話が非常にやさしい。これが外見です。
手法は、失敗を決して責めない事です。

野球はとにかく、結果論を言いたくなります。
たとえば投手の場合、ストレートを打たれると『あそこは変化球だろう!』。
打者の場合、ストレート狙いでいった打者が変化球で打ちとられます。
『そのケースは変化球狙いだろう!』と。

そう言われると、打者は2つの球種を狙ってしまい、
結果としては体裁のいい凡打は繰り返すが、ヒットする確率が低くなります。
「二兎追う者は一兎をも得ず」です。

そこで必要なのは、どちらかに絞ったら、結果で監督が絶対に文句を言わない、
そして、選手を責めない事です。そのやさしさが選手に思いっきりを与え、
精神的に癒しを与え、良い結果を生み出すのです。

数年前世の中が癒しを求めた時、セ・パのV監督は若松さん、梨田さんでした。
今年の西武の渡辺監督は首位を突っ走っています。
『選手を責めない』という事で、選手の思いっきり!やる気!を出させています。
それが精神的、癒しとなって結果が出ているのだと思います。

成長過程にある選手は、やや自分自身に自信がなく、
また、実績のある選手はプライドが高い。
このような選手の集団の中で皆に「思いっきり」を与える環境作りとしては
最適な手法だと思われます。
今の時代にあっている一つのやり方ではないでしょうか?

以上、今回は3人のメンタル型監督の指導法を
簡単にご紹介させていただきました。

次回はコンピューター型、期待していて下さい

角盈男

角盈男

角盈男すみみつお

タレント

1977年、長嶋監督率いる読売ジャイアンツに入団後、新人王、最優秀救援投手に輝く。1989年、日本ハムに移籍。さらに、平成4年にヤクルトへ移籍。野村監督のもと、リーグ優勝で有終の美を飾る。その後、元祖…

  • facebook

講演・セミナーの
ご相談は無料です。

業界21年、実績3万件の中で蓄積してきた
講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。
趣旨・目的、聴講対象者、希望講師や
講師のイメージなど、
お決まりの範囲で構いませんので、
お気軽にご連絡ください。