一流と呼ばれる監督は大きく分けると
☆ カリスマ型 (神様型)
☆ メンタル型 (心理・精神型)
☆ コンピュータ型(頭脳・データ型)
この3つに分かれると私は思っています。
これについて、回を分けて連載をしたいと思います。
今回は、カリスマ型です。
このカリスマ型はいわゆる神様型。
日本野球界がいくら広しと言え、長嶋茂雄さん・王貞治さん・星野仙一さん、
この3人しかいないと私は断言します。
ただ、この3人ともタイプが全く違います。
まず、長嶋さんは、何をしても全てがオーケー。
天才型プレーヤーでしたから、凡人には理解出来ません。
たとえば、0死満塁 0-3からスクイズ。
普通ありえない、長嶋さんは絶対にストライク来るから、やりやすいと判断。
たぶん根底にはプロに四球はない!といった考え方だと思います。
ふだんの言動・行動もみなさんが報道で聞いているとおりです。
みんな大げさに言っていると思っているのかも知れませんが、
全てノンフィクションです。
でも、これが長嶋茂雄の魅力なのです。全ての選手の憧れの的。
だから選手があの人の下で、あの人と共にと思うわけです。
王さんはというと、記録と人間性でカリスマ的です。
人格者で、選手からすると、いわゆる尊敬の念、この一言だと思います。
こういうふうになりたい!とこれも憧れの一つです。
現在フォークスの監督をしておられ、選手一同合言葉が『監督を胴上げ』です。
監督冥利に尽きるのではないでしょうか。
最後に星野さんですが、
この人は前のお二人をライバルとして戦ってきた選手です。
今現在、『表に出せる闘志』では右にでる者はいないのではないでしょうか。
選手をグイグイと引っ張って行き有言実行。
男として憧れの的!この人の為ならたとえ腕が折れてでも・・・、
と思ってしまいます。
以上カリスマ型3人の監督を簡単に表現させてもらいましたが、
このタイプは選ばれた人しかなれないような気がします。
それでも、どの世界でもこういう人はいるのではないでしょうか。
私はこの人達と同じユニフォームを着、また接する事が出来た事を誇りに思います。
講演ではエピソードを混ぜてもう少し詳しく皆さんに伝ますので、
是非その際はご用命ください。
次回のコラムはメンタル型、そしてその次はコンピューター型。
期待していて下さい。
角盈男すみみつお
タレント
1977年、長嶋監督率いる読売ジャイアンツに入団後、新人王、最優秀救援投手に輝く。1989年、日本ハムに移籍。さらに、平成4年にヤクルトへ移籍。野村監督のもと、リーグ優勝で有終の美を飾る。その後、元祖…
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