子どもは、本能的に、遊び、ゲーム、競争、新記録といったものが大好きです。その本能をうまく活用することで、楽しく子育てができます。
例えば、もうすぐお客さんが来るのに、はっと気がついたら子どものおもちゃが散らかり放題だったとします。そういうときは、ついイライラして叱ってしまいがちです。
そこで叱る代わりに、次のように言った方がよほど効果があります。
A お母さんのお化粧とおもちゃの片付け、どっちが早く終わるかな?用意、ドン!
B 15分で片付けられるかな?タイマーと競争だよ。用意、ドン!
C 片付け時間の新記録が出るかな?用意、ドン!(ストップウォッチで計る)
爆発音が出る楽しいおもちゃのタイマーや砂時計など、いろいろ試してみるといいでしょう。子どもが嫌がる面倒な片付けも、「お母さんと競争」「爆発の前に!」「新記録出るかな?」と言うだけで、ゲームに早変わりです。
ただ、兄弟で競争という形にすると、弊害もありますので気を付けてください。例えば、負けることが多い方がひがんだりコンプレックスを持ったりとか、協力より競争という関係になってしまったりなどです。
叱りたくなるところで、グッと踏み止まってゲーム化できれば大した親力です。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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