ワールドカップ観戦にロシアまで行ってきました。日本の第一戦は、サランスクと
いう町。人口30万人くらいの町。そして、モスクワから遠い。チケットを取ったものの、
「これ、いったいどこやねん?」
と、いう感じ。
なんとかモスクワまで行って、一泊してからのサランスク行きの飛行機を取れたものの
ホテルは見つからない。しかも購入した航空券は、普段の何倍もの値段だったらしい。
生まれて初めて、サランスクでは、民泊というのを利用しました。
民泊のロシア人オーナーとは、Google翻訳を使って、ロシア語でやり取りしながらの予約。
初日は、オーナーに頼んでサランスクの空港まで迎えに来てもらいました。
日本語も英語も通じない。モスクワ市内での移動手段は、Uberを利用。
ロシア人の運転手さんから電話が掛かってきても、まったく分からない。
またまたGoogle翻訳を使ってのチャット。サッカー場では、
たぶん、コロンビアと日本のサポーターの比率は、9対1くらい。わたしたちの席の
周囲もすべて黄色のシャツ。日本人のサポーターと一緒に、声を張り上げて応援しました。
初めて、アジアのチームが南米のチームに勝った奇跡の瞬間に立ち会いました。かなり感動。
試合が終わった瞬間は、がっかりしていたコロンビアサポーターも、
数分もすると立ち直り、
「シャツを交換しょう!」と、声をかけられました。
応援シャツを交換して、握手。こういうシーンは、やっぱり、
現場の良さです。
本当は、すべての日本の試合を見たかったけれど、
そこまで休めずに帰国しました。
当然のことながら、日本戦は、テレビにかじりつき。
コロンビアも気になるから、完全に睡眠不足。
帰ってからも、マイナス6時間の時差ボケのまま。
グループHの最終戦の結果、コロンビアと日本が決勝リーグに
進出することになった。
あのシャツを交換した女性は、どこにいるのかなあ。セネガルとの戦いも観ている
のだろうか。コロンビアからもロシアまでは、1万キロ。
ロシアまでの渡航費は、日本円で40万円から70万円。
コロンビアでは4~5カ月分の給料に相当するらしい。
スタジアムの内と外、コロンビアの人たちのサッカーに対する情熱は、
半端なかった。
1戦目、2戦目、SNSやニュースなどを観ているといろんなことを言う人がいる。
批判を言う人も少なくない。それでも、現場で観ていたら、批判なんてしている暇なんてない。
ひたむきなプレーに感動しかなかった。また、対戦相手で敵であっても、
「いい試合だったよなぁ」
と、思わせてくれた。
また、現場では、どちらのサポーターも必死。試合が終わった
後は、ピッチの選手には「ありがとう」しかない。
この原稿を書いている時点で、決勝トーナメント進出は決まったけれど、
これからのことは、わからない。グループリーグの3試合を通して、
「わたしも、まだまだ頑張ろう」
そんな元気をいっぱいもらった。やっぱり、スポーツは、人に元気をくれる。
わたしには、感動しっぱなし10日間でした。そして、これからも楽しみです。
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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