あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
今年も皆さんの心の健康のために役に立つコラムを掲載していければと思っています。
どうぞ宜しくお願い致します。
さて、皆様は「公認心理師」という名称を聞かれたことがおありでしょうか。
「公認心理師」とは、昨年から誕生した心理学の知識・技術のある人に認められた国家資格の専門職であり、昨年第一回目の試験が実施され、2万7876人が合格しています。(私事ですが、私もそのうちの一人です!)
正式には試験合格後、公認心理師の登録簿に登録が認められてから「公認心理師」を名乗ることができるので、実際に「公認心理師」の名前で活動を始める人が出てくるのは、今年からになります。
具体的に何をする人なの?というところは下記の通りです。
“公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。
(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
-厚生労働省のHPより抜粋-”
私なりに解釈しているのは、
(1) はカウンセリングや心理テストなどで、クライアントの困りごとの状況を把握(心理査定)する。また更なる支援に向けての研究を実施すること。
(2)はクライアントとの具体的なカウンセリング。困りごとの解決のための指導や援助。
(3)はクライアントの家族など周りの人とのカウンセリング。
特に心の問題は、本人だけでなく家族への支援が、家族のためにもクライアント本人のためにも必要な場合が多い。家族や周囲にも負担がかかっていることもあるし、周囲の理解がよりクライアントのスムーズな支援につながることも多いので。
(4)は様々な場所での講演活動や勉強会の実施など。
心理教育や心の健康につながる情報提供をすることでかなりの予防が実現できます。
個人的にはこの分野がより活性化していくことがキーポイントだと感じています。
心の健康の知識が広まっていけば、(1)~(3)の活動の重要性もより伝わるし、カウンセリングに足を運ぶこと、のハードルも下がっていくと思います。
心のケアへの理解がより広がっていく社会になるために、「公認心理師」を身近な存在として覚えていていただけると幸いです。
今年も健康第一の一年に!
渡邊洋子わたなべようこ
公認心理師
大学卒業後、株式会社博報堂に入社し、ラジオ局、新聞局で勤務。ラジオ局ではFM局の番組のスポンサー業務を、新聞局では読売新聞担当として新聞広告業務に携わる。その後出産のため退職し、専業主婦を経験。200…
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