子どもが好きなことに熱中しているときに、「あなたはすごい集中力があるね」とほめてあげましょう。趣味でもゲームでも何でもいいので、とにかくその集中力をほめましょう。すると、子どもは「ぼくって集中力があるんだ」と思い込めるようになります。
これは、言い換えると、自己イメージがよくなるということです。その結果、実際そうなっていきます。なぜなら、自己イメージは、人間が自分をつくっていくときの設計図・青写真になるからです。
人間は自分をつくっていくただ一つの生き物です。そのとき、ただ闇雲につくっていくわけではなく、先にある程度の設計図・青写真・イメージができあがります。そして、それに合うように自分をつくっていくのです。
例えば、「自分は集中力があるんだ」という自己イメージが持てていれば、勉強か何かの途中で嫌になってきても「自分は集中力があるんだから、がんばれるはずだ」と思って、実際にがんばりが続く可能性が高まります。
人生は思い込みで決まります。ですから、子どもにはよい思い込みをさせてあげましょう。これが子どもを伸ばすコツです。
肯定的な言語化をすると肯定的な自己イメージができます。逆に、否定的な言語化を すると、否定的な自己イメージができてしまいます。つまり、親が「なんで勉強しな いの。勉強しなきゃダメでしょ」と叱っていると、子どもは「ぼくは勉強が嫌いなダ メな子なんだ」と思い込んでしまうのです。
「先に言葉ありき」という諺の通りです。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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