忙しさに追われていると、オフィスの掃除もないがしろになる。
気づくと、机の上は、書類の山、キッチンには、
いつ買ったのか分からないコーヒーなどが山積み。
汚れた布巾も気になる。一旦、それらが気になりだすと、
めちゃめちゃ気になってくる。
そんなことでイライラしている場合じゃない。
「大掃除しよう!」と、スタッフに声がけしながら体を動かす。
そして会社の電話を留守番電話にする。
『お客さんからの電話は、どうするんですか?』
「1時間くらい通じなくても、失う仕事はないよ。」
『思いつきで、急に掃除するんですか?』
「今やらなくて、いつやるの!」
と、率先垂範。 思いついたらトコトンやるのがわたしの流儀。
やり始めると、スタッフみんなも元気付いてくる。
『こんなもの出てきた!』
『やっぱり、ここに棚いりますよね』
などと、今まで耳にしなかった問題意識も現れてくる。
「このお菓子は、まだ食べられる」
『これも、動かしましようか?』
「そこまでしなくてもいいわよ。」
10人で1時間ほどで、結構すっきり。
「やっぱり、きれいなところがいいね」
確かに、掃除って、めんどくさい。 結構、始めるまでおっくう。
理想は、毎日、きれいでスカッとした状態で仕事を始められること。
分かっているけれど、なかなかできない。
でも、きれいに片付くと嬉しい。
「きちんと片づけないと、気の流れが悪くなる」
「空気が澱んでいると、お金も逃げて行く」
今まで、出会った、たくさんの経営者に言われてきた。
元気な会社に行くと、オフィスも清潔でどこを見ても掃除が行き届いている。
確かに、きれいな場所になると、仕事もはかどる気がする。
基本的に、片付けは、苦手なわたし。
だからこそ、声をかけて、自分を鼓舞して動いてみる。
たまには、うっとうしがられてもいい。
できれば、スタッフみんなの人生にも良い「気」が巡って欲しい。
みんなで、きれいなオフィス・・・継続は力なり!
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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