先日、飛行機の隣の席に座った男性。「そんな言い方して何の得になるんだろう」と、思うくらい客室アテンダントに偉そう。
「スポーツ新聞!」「どちらになさいますか?」
せっかく何紙も持ってきてくれているのに、物も言わずに取る。しかも、両手を広げて読む。隣のわたしは、小さくならなきゃならない…。しかも、靴を脱いだ足を組む。わたしのほうに足の裏を向けないで欲しい…。黙って耐えた。挙げ句の果てに大いびき。この姿、ビデオに取って、送りつけてあげたい…と、思った。これが、わたしの夫だったら、絶対に近寄りたくない。いくら他人でも、不快感を与える人になっちゃいけないよなあ。
もっとも、わたしだって偉そうなこと言えない。仕事が無い日のわたしのひどいこと。髪はボサボサで、Tシャツに半パン。それでも、「見られても大したことないや。どうせ、誰もわたしのことなんて分からないし」と、ポストに郵便を取りにいく。 ほんと、こんな姿を見られたら、100年の恋が冷めてもおかしくない。それだけじゃない。疲れてきたら、時々、めちゃめちゃ不機嫌になる。ひょっとしたら、チケットを拝見に来た車掌さんとかに偉そうにしてるかも。そんな姿、知ってる人に見られたくないよなあ。
わが社の講師の1人、夏川立也さんは、京都大学工学部を出たにもかかわらず、桂三枝さんの弟子になって、芸人をめざした。けれど、芸人だけでは食べて行けずに、企画会社を作り、いつのまにか、社員を抱え、豊中JCの理事長までやるようになった。結果、「何をするにも大切なのは、人と人とのコミュニケーション」と、今は、コミュニケーションプロデューサーとして、日本各地で講師として活躍している。そんな彼のセミナーのひとつに「印象管理」がある。
常に人にどう見られているかを意識して、見られたい自分を作るセミナーをしている。その彼の根底にあるのは、桂三枝さんの生き様。三枝さんは、常に人が期待する自分を作ることに情熱を傾けていたらしい。そのための努力は惜しまない。だからこそ、いつまでも現役でいられる。だからこそ、職場でもどこでも「印象管理は、大切」だと、夏川さんは言う。
自分は、どう見られたいか?自分をどう見せたいか?
そのためには、どんな努力をしなければならないか?
たまには、じっくり考えてみるのもいいかも。子供は、いるだけで、かわいい。でも、年齢と共に、素敵に見える努力をしていないと、誰も近寄ってくれなくなる。
清潔感があって、可愛げがある、いつもそんなオンナでいたいよなあ。そのためにも、気合、入れるぞー。不機嫌で、ボサボサ頭のわたしを抹殺するぞー。
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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