10月15日、有楽町阪急が新しく、阪急MEN’S TOKYOとしてグランドオープン。イメージモデルは市川海老蔵さんで、広告のキャッチコピーは「世界が舞台の男たちへ」です。早速、ラグジュアリーブランドのPRで活躍する30代の女性二人とともに、オープンして一週間目の週末、市場調査とメンズチェック?に出掛けて来ました。
どんなブランドが入っているかは、事前の情報で分かっていましたが、気になるのは世界が舞台の男達?が本当にショッピングに来ているかどうか。
1Fのジェットセッタースタイルのキーアイテム「インターナショナルラグジュアリー&レザーグッズ」から、2Fのジェットセッターだからこそウィークエンドからバカンスまでこだわる「インターナショナルデザイナーズ/リゾート&カジュアルスタイル」、そして3Fジェットセッターの基本クロージングは上質、ラグジュアリーにこだわる「インターナショナルデザイナーズ/ドレスアップスタイル」へ。期待を胸に次々とフロアを上がって行来ましたが、女性3人でチェックすること約2時間。残念ながら、というか、やっぱり?自家用ジェットや、ハイクラスのシートで世界を飛び回っていそうな男性にめぐり会うことは出来ませんでした。
さらに、上階の4F~7Fに上がってみると、フロア案内からジェットセッターの文字は消え、普通の男達のためのブランドやセレクトショップがズラリ。ここまで来たのだから、最後の期待でリラックスやビューティにこそ、ジェットセッターな男達の真髄が見られるかと思い、8Fのリフレッシュコートに向かってみると、そこには、改装前の百貨店時代そのままの、両サイドに黄色の注意ラインが入ったエスカレーターが待ち受けていて、気分は一気にエコノミークラスに急降下。
そもそも、「ジェットセッターなる男達、私達の周りに、そんな奴いる?」食事に向かう車の中で、女子の本音トークが炸裂し始めました。海外出張のビジネスシートさえ、ままならないご時勢の中、男性はジェットセッターを男達の夢としてその価値観に少しでも近づきたいと思うのかもしれませんが、女性にとっては、あまりにも非現実的だと気分は下がる一方。なので、まだ10月28日に向けて準備中でも、期待はすでに阪急MEN’S TOKYOの隣にオープンする、ルミネ有楽町店の話題に・・・・・・。
1Fには、今どきな、LAのゆるカジュアルがカップルや子どもと楽しめる「ロン・ハーマン」が入り、有楽町店でしか手に入らないブランド「AIKO」も登場。ブランド別の限定モデルも話題で、わざわざ有楽町店に行きたくなる気分が盛り上がってきます。
かつての、銀座の若いOLをターゲットにした阪急と西武の共存共栄の時代を終えて、今度は「ジェットセッターを目指す男達」と「エイジレスな大人の女を目指す女達」の戦いが始まるわけです。
消費の気分が少し戻って来たと感じるこの頃ですが、この戦いは、どう見てもエイジレスな大人の女を目指す女性達に勝敗の歩が有りそう。それは、絵に書いた餅と、イメージできる身近な憧れに向かう、消費のパワーの差だからです。
背伸びして一流ブランドで身を固めなくても、時代が求める美しさをキャッチアップして、”自分を輝かせる”術を知っているのが女性達。10月31日は有楽町のルミネで、エイジレス美女をチェックするのが楽しみです。
中村浩子なかむらひろこ
株式会社ヴィーナスプロジェクト 代表取締役社長
大学在学中より、光文社「JJ」において、ファッション・ライフスタイル担当の特派記者となる。その後、小学館「CanCam」を経て、光文社「VERY」、「姉VERY」、「STORY」の創刊記者を務める。オ…
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