最近、サラリーマン講師が増えた。
本業を持ちながら、週末に講師をしたり、
講演依頼が来れば、有給を取って講師をする。
また、そんな講師になるための本も出ていたりする。
おそらく、ペルソンさんにもそんな人も
かなり登録されているはず。
わたしも、本業があるから、そのうちのひとりかもしれない。
実際に、わたしのところにそんな人たちもたくさん、
講師のネタづくりを学びに来られる。
「副業で講師?」
「そんな人に頼んで大丈夫?」
などと思う主催者もいるかもしれない。
わたしは、そんな講師を結構、勧めている。
だって、現場を持っている強みがあるから。
その業界、その業種のタイムリーな情報を聞くこともできたりする。
何よりも最近では、
そんな講師が企業や労働組合さんでは、人気だったりする。
理由は、
「聴くほうもサラリーマンだから、お互いに気持ちが通じる気がするから」
「サラリーマンで頑張っている人の話を聞かせたいから」
また、会社によっては、そんな活動を認めてくれるところも結構ある。
わたしのところに30万払って、
講演の台本づくりを学びに来た、大手ガス会社のOLがいる。
もちろん、平社員。
「最近、いろんな勉強会に出ていたら、講師を頼まれるようになったんです。
おもしろがって、話していたら、そこで聴いていた企業の担当者からも
講演を頼まれたんです。絶対に、人の時間を奪いたくないから、勉強しに来たんです」
「わたし、平社員だけれど、いずれは、人事に認めてもらって、会社の広報と
して話ができるようになりたいんです」と。
彼女のために、平社員でも
イキイキ働く素晴らしさを伝えられるための台本づくりを手伝った。
水を得た魚のように彼女への講師のオファーが増えたらしい。
そして、ついに、他のガス会社からのオファーが来た。
最初、有給を使って行くつもりだった。
けれど、それを知った会社の役員さんたちが、
彼女を会社の顔として人事を通して講師として行くように計らってくれた。
彼女の夢は、叶った。
ちなみに、彼女は、平社員でもトップ営業。
そして、昇格の話があったけれど、
「平社員は、わたしのブランディングです」
と、断ったらしい。(笑)
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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