ミラネーゼが美しく見えるのには、他にも理由があります。それは何かというと、自分自身を美しくみせるために、極めてシンプルな装いに徹しているということ。わかりやすく言えば、”引き算”が出来るということです。
派手過ぎる洋服や、きらびやか過ぎるアクセサリーを沢山つけて、自分自身(中身)をごまかしたりしないのです。なぜなら、それは自分が素敵に見えているのではなく、派手な洋服やアクセサリーが素敵に見えていることだから……。
「素敵ね!」と言われなければいけないのは自分自身(中身)であるはずなのに、洋服やアクセサリーが「素敵ね!」というのは本末転倒。オカシな話しですよね。ということで、ミラネーゼたちは「お洒落ね(洋服やアクセサリーが)」という言葉より、「素敵ね(自分自身が)」という言葉を好むのです。
わかりやすく言えば、足し算ではなく”引き算”。例えば、今から言う4つの人物像を想像してみてください。
1)派手な洋服を着て派手に見えるのは、洋服も中身も派手な人。
2)派手な洋服を着て地味に見えるのは、中身が地味な人。
3)地味な洋服を着て地味に見えるのは、洋服も中身も地味な人。
4)地味な洋服を着て派手に見えるのは、中身が派手な人。
あなたはどれに当てはまりますか? あなたは、どんな人物像になりたいですか?
僕自身は、4番でありたいと思っています。地味な洋服……、言葉を置きかえるならシックで控え目な洋服を着ているのに、中身が輝いて見えるということ。そう!いつだって大切なのは、自分自身(中身)です。自分自身(中身)を磨き、外見を引き算することで、どんどん素敵に見えるようになるのです。自分自身(中身)を磨けば、例え白いTシャツにブルージーンズといった極めてシンプルなスタイルでも、素敵に見えるようになるのです。
そんな中身を磨くにあたり、おすすめのことがあります。それはクルーズ、船旅です。なぜなら、船旅の中には、さまざまなライフスタイルが詰まっていて、いろいろな経験が出来るからです。先日、休暇とカタログのイメージを撮影しに、地中海~アドリア海の10日間クルーズを楽しんできました。次回のコラムでは、中身を磨けるクルーズについて触れてみたいと思います。
干場義雅ほしばよしまさ
ファッションディレクター
東京生まれ。スタイルクリニック代表取締役。三代続くテーラーの家に生まれる。「POPEYE」でモデル、BEAMSで販売を経験後、出版社へ。「MA-1」、「モノ・マガジン」、「エスクァイア日本版」などの編…
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