子どもが「疲れた。宿題やりたくない」などと言って、なかなか宿題に取りかかろうとしないことがあります。
そういうとき、多くの親は「何言ってるの。どんどんやらなきゃだめでしょ!」と叱りつけてやらせようとすることが多いと思います。
でも、これだと子どもはかえってやる気をなくしてしまいがちです。では、どうしたらいいのでしょうか?
こういうとき、子どもに共感してあげるとけっこうよい効果があります。たとえば「宿題があるんだ…。子どもも大変だね」「暑くて疲れるよね。宿題もあって大変だね」と共感してあげることです。
そう言ってもらえると、子どもは「自分がどんなに大変かわかってくれた」と感じて気持ちが楽になります。
そうなったところで、「ママと一緒にやろう」「手伝ってあげるから、ちょっとだけやってみよう」と言ってみてください。
「一緒に」「手伝ってあげる」「ちょっとだけ」などの言葉が、子どもの負担感をかなり減らしてくれます。
実際にこの方法をときどき使っている人がいますが、その人が言うには、「始めのうちは手伝うけど、たいていの場合しばらくするとエンジンがかかって、自分でどんどんやってくれることが多い」とのことです。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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