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2013年11月05日

「プロの技」が知りたいという女性の心理

 先日、ジュピターショップチャンネルの「川田師匠の大人カジュアル塾」のライブに立ち会ってきました。ハンガーに掛かっているだけでは一見「地味かな?」と思えるアイテムも、川田さんの手によってコーディネートされたりアレンジされた瞬間から一気に数字が上がって、次々とSOLD OUTしていく様子を見ました。

 師匠という呼ばれ方が浸透している、スタイリストの川田亜貴子さん。彼女の作るスタイリングはセンスだけではなく、大人カジュアルに必要な着こなしの技をしっかり教えてくれます。

 たとえばジャケットの袖まくりやパンツの裾の折り返しで、どれくらいの肌見せをすればヌケ感のある美バランスをつくることができるのか。ストールや羽織ものなど、ひとつのアイテムをシーン別に使いこなす3ウェイ、4ウェイの最新テクニック公開など。モデル体型ではない普通の女性をかっこよくしたいと願う真剣な姿勢が、コーディネートから熱く伝わってきます。

 彼女は言います。「自分自身を含めて、みんながモデルのような体型ではないので、そこは技を使ってクリアする」と。
脚はより長く見せ、ヒップは小さく高い位置に。そのためには目線を上げる、目線を外す、などの小物使いや、色柄選びも必要になります。この師匠直伝のプロフェッショナルなテクニックを学びたいと、ファンが増えるのも納得。

 ひと昔前までは、スタイリストは縁の下の力持ち的な存在。どちらかといえば黒子に徹して、前には出ないという時代が長く続きました。モデルやタレント、女優さんを輝かせる職人的な立ち位置だったスタイリストが、自ら前に出ることになったのは、女性たちが、プロフェッショナルな知識を学びたいという気持ちが強くなったから。

 ファッションに限らず、家造りからインテリア、料理にスポーツ、それから天気予報まで、いまプロからの情報が、今まで以上に必要な時代になっているようです。

中村浩子

中村浩子

中村浩子なかむらひろこ

株式会社ヴィーナスプロジェクト 代表取締役社長

大学在学中より、光文社「JJ」において、ファッション・ライフスタイル担当の特派記者となる。その後、小学館「CanCam」を経て、光文社「VERY」、「姉VERY」、「STORY」の創刊記者を務める。オ…

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