講演会で子どものネット問題をお話しするとき、わかりやすい例として「車の運転」を取り上げています。毎日の生活で、車が必需品というおとなは多いでしょう。便利で快適、行きたい場所に簡単に行くことができます。
一方で、車は「走る凶器」とも呼ばれます。自分では用心していても事故に巻き込まれたり、思わぬトラブルで誰かを傷つけてしまったり…。そうした危険性があるからこそ、私たちは事前に運転免許証を取得し、日々の利用にも注意を払っています。
子どもにとってのネットやスマホ(スマートフォン)は、この車の運転と同じなのです。楽しく使え、たくさんの機能があり、日常生活に欠かせないものですが、メリットの反面、デメリットも存在します。
友達に悪口を書かれたり、勝手に写真を投稿されたり、いじめの温床になることさえあります。逆に、軽い気持ちでコメントしたことが誰かを傷つけたり、安易に友達の個人情報を流出させるなど、加害者になるケースもあります。
車の運転に免許証が必要なように、本当は子どもたちも事前の教習、守るべきルールをしっかりと習得する必要があります。また、どんなに「安全な利用」を心がけていても、万一事故に遭遇したときどうすればいいのか、そんな情報を知っておくことも重要です。
私の講演会では具体例を挙げ、現実的な対応策をお伝えしていますが、家庭や学校でも「スマホ利用のルールとトラブル対策」について、ぜひお子さんと一緒に考えてみてください。
石川さんの子どもへのスマホとの付き合い方指導の一例はこちら
石川結貴いしかわゆうき
ジャーナリスト
家族・教育問題、青少年のインターネット利用、児童虐待などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに、多数の話題作を発表している。 出版のみならず、専門家コメンテーターとしてのテレビ出演、全国各…
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