子どもに何か言うときは言い方が大事です。いくら相手のことを思っていても、言い方がまずければ相手に受け入れてもらえません。
親に多いのが、「また○○してない。何度言ったらできるの。○○しなきゃダメでしょ」などの否定的な言い方です。でも、こういう言い方で相手を動かすことはできません。
なぜなら、ひとは誰でも自分が非難されていると感じたとたんに心を閉ざしてしまうからです。場合によっては、言えば言うほど逆効果になります。
そこでお薦めしたいのがアイ・メッセージです。これは、「アイ」つまり「私」を主語にして気持ちを伝える言い方です。
たとえば、子どもの帰りが遅いとき、「帰りが遅いとお母さん(私)は心配だよ」とか「早く帰ってくれると、お母さん(私)は安心するよ」などです。
これだと、自分が心配している気持ちを伝えるだけなので、相手を非難する要素が入りません。それで、相手は素直に受け入れてくれるのです。
この反対に、相手を主語にするユー・メッセージだと、「あなたは帰りが遅い」「あなたは、また○○してない」のように非難の要素が入りがちです。
日ごろ、「また○○してない!○○しなきゃダメでしょ」などのユー・メッセージの言い方が多いひとは、ぜひ試しに一度やってみてください。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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