3月に入り、やわらかな陽射しが嬉しい季節になりました。冬のあいだお世話になった重いコートともしばしのお別れです。この時期になると、雑誌の特集や巷の話題はダイエットに集まりますよね。
色でダイエットってできるのかしら?と思う方も多いと思いますが、侮ることなかれ、色彩は私たちの心身に作用しますから、上手く使えば、すっきりとした着こなしで着やせを演出できますし、色彩心理を使えばダイエット効果もあるのです。
まずは「すっきり」感を表現する色を考察していきましょう。すっきりというと、清々しいキレイ色がイメージされると思います。バックナンバーに「清々しい」をテーマにしたコラムhttp://www.koushinococoro.com/magazine/lifestyle/sakakibara_color/140502_003304.htmlもありますから、そちらも是非ご参考になさってください。
色選びとしては、暖色よりも寒色や無彩色の方がすっきりしたイメージが作りやすいと思います。一番シンプルかつ簡単な方法は・・・
①配色のバランス
②素材感(身体に沿い流れるような素材を選ぶ)
③縦のラインを強調(人の視線が上から下に向かうようにする)、この3つだけです。
配色のポイントは色の比率です。最もベーシックな方法は・・・
ベースカラー〉アソートカラー〉アクセントカラーの3色で作ります。
これを元に「すっきり」色を配色しました。
以上のように、イメージを象徴する色をアソートカラー(25%)で表現し、ベースカラー(70%)はアソートカラーの明度を高める(色を明るくする)ことで、簡単に「すっきり」を見せることができます。プラスして、コントラストをつけ、すっきり感を高めるためのアクセントカラーを配色してみました。これはあくまでも「すっきり」のサンプルですから、トレンドカラーや各々の環境にも簡単で素敵に見える配色として応用してください。
最後にダイエットに役立つ色ですが、一般的に青などの心理を落ち着かせる色にはセロトニンというホルモンを分泌促進するチカラがあり、食欲を抑制してくれます。これを上手く取り入れれば、色による心理と生理の作用で食べる量をコントロールできます。
ネガティブな要素にはなりますが、ダイエットしたい時には、自分の気分がのらない色や、自分で美味しそうに感じない色を食まわり(食器やランチョンマットetc…)に、使うこともおすすめです。ただし、アドレナリン分泌を促進する赤やオレンジは、色の持つチカラでお腹をすかせてしまう作用があります。とりわけ赤は注意喚起の色として「止まれ」に使われますが、食欲においては「すすめ」のサインになってしまいますからご注意を。
楽しい春に向かって・・・色彩のチカラでイメージのヴァリエーションを増やして、あなたの毎日を楽しく明るくポジティブに・・・Color Empowers You!
榊原貴子さかきばらたかこ
ファッション&カラーコンサルタント
パーソナルカラ(=個人に合う色)に基づいて、メイクアップからファッションにいたるまで、個性に合わせたパーソナル・ブランディングを提案する。女子プロゴルファーの横峯さくらへのカラーコーディネーションおよ…
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