私が主宰する「未来設計塾」では、まず1分間で、今現在の夢をお伺いすることから始めます。少しの間だけ手を休めて、一緒にワークショップを体験していただければと思います。
Question1 あなたの現在の夢は何ですか?
いくつでも自由に書き込んでください( )
1つでも書き込むことが出来ましたか?この質問をすると、みなさん頭を抱えて悩んでしまいます。そして半数近くの方が白紙のままでギブアップしてしまうのです。「突然、夢を書けって言われても……」、という反応が正直なところでしょうか。子育て中のママからは「日常が大変で思い浮かばない」といった声も聞こえてきました。
実は私も、OL時代は毎日おいしいものを食べて習い事をして、一日が過ぎ、半年が過ぎ。人生のプランどころか、何のビジョンも描いていませんでした。仕事に追われている時や何の不安もないときほど、将来のことって考えられないのかもしれませんね。不幸のドン底にいるときほど、もっとハッピーになって、幸せを招く人間になろうという欲求がフツフツとわいてきた気がします。
そう考えると、転機がなかったら私はここまで大きく成長できたでしょうか。人生の挫折は無駄にあるものではないようです。
実際に私は年齢を重ねるほど楽しい夢を持ち、自分も周りもいい方へと引き寄せられています。それどころか「ツキが近づいている!」という瞬間にすぐに気づけるようになりました。考えたり、立ち止まったり、モヤモヤすることだって今は楽しくて仕方がないのです。夢はヤル気を引き出す起動力になることは間違いありません。
やりたいことを考えた瞬間から、モチベーションがぐんぐん上がっていくのをきっと実感いただけると思います。そして、出来ることなら夢は次々かなえたい。そう思いませんか?
私は最近「外見的にも美しく、仕事もこなす世界的なセレブリティになり、子供たちのボランティア施設や団体をつくって活動する」という新たな夢を見つけました。かなり欲張っている感じもしますが…。夢ですから、何でも望んでしまいます。そして、これが私の人生を輝かせる種であり、現在の生きる目標になっています。未来に明るい希望を与えてあげられるのは、やっぱり自分しかいないのではないでしょうか。
それでは次のクエスチョンです。
Question2 子供の頃に描いていた夢を思い出せるだけ書き出してください。
( )
具体的な職業でも志でも何でも。「かわいいお嫁さん」や「お花屋さん」など、子供の頃の夢がいくつか書き出せましたか? さて、最初の質問と2番目の質問。比べてみてください。何か違って見えませんか? ”自分ってこんなことを考えていたんだ”と初心に返ることができたと思います。
では、いつから人は変わってしまうのでしょう?未来設計発想とは、時々、過去を見直す時間が必要ということでもあったのです。私がこのワークで大切だと感じているのは、希望通りになったかどうかの結果ではなく、思い描いてきた夢をかなえようとする行為や経過が、あなたが生まれてきた使命につながるのではないかと考えています。
そして、このように夢を考えるトレーニングを何度も繰り返していくと、思考や行動パターンが少しずつですが変わってきます。夢はそう簡単には見つかるものではありません。そこで生まれた時の記憶から順に、子供の頃、学生時代、社会人へと成長の過程をじっくりと思い出して比較してみました。
すると、やりたいこと、やり残したことがぼんやりでも見えてくるのです。
ぜひ、そこで感じたことの一つでも、勇気を出して一歩踏み出してみてください。夢をかなえるための情報やキーマンは、意外と近くに存在するものですよ。最近「時間が無い」とか「バタバタしていて」が口癖になっていませんか?ちょっとつまらないアナタになっているのかもしれませんね。
そういう時期こそ、自分を輝かせる夢の考えどきではないでしょうか。次回は、将来が不安でいっぱいなあなたへ「今考えている未来は夢?現実?」をお話しします。
末木佐知すえきさち
こどもみらい塾 代表
学習院女子短大卒業後、三菱商事に入社。在職中に人脈を広げ、退社後に一流企業OL500人以上をとりまとめ「丸の内OL研究所」を設立。女性のネットワークを構築する。自らも結婚・離婚・起業・高齢出産、未婚マ…
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