冬は空気が澄み、あらゆる物の色と輪郭が美しく輝いてみえる季節です。
輝くものといえばジュエリー。これからパーティーも多くなるシーズンです。ジュエリーの出番も増えますよね。
今回は装いに華を添えたり、ファッションイメージの決め手になったり、全体のバランスを調節してくれるジュエリーやアクセサリーの色についてのお話です。
シルバー、プラチナなど白い光のジュエリーは定番アイテムとして人気ですが、最近は華奢なゴールドのネックレスや長さのあるステーションネックレスも注目されています。
皆さんはシルバーとゴールド、どちらが自分に似合うか比べてみたことがありますか?
例えば、ゴールドをつけていると何となく老けてみえることがあったり、シルバーをつけるとさみしい感じになって元気なく見えてしまったなどの経験はないですか?
私がコンサルティングの中で取り入れているフォーシーズン法という、「自分に最も似合う色のグループをみつけるための分析」ではシルバー、ゴールドのどちらが似合うのかが診断でわかります。
そこで今回は自宅やオフィスで簡単にチェックする3つのポイントをご紹介します。
あくまでも自己診断になりますから、もっと詳しく正確に知りたい方は細かく分析してくれるプロに診断してもらってくださいね。
ではまず、シルバーとゴールドのネックレスを用意してください。形が違っても、素材は本物でなくても構いません。チェーンベルトでも良いですよ。
交互にあてて次の3ポイントをチェックしてみましょう。
1番目のポイントは、ジュエリーが肌に馴染んでいるか、肌から浮いてみえるか、です。
たとえば服にピンバッジをつけた時のように鎖骨や首元から浮いて見えていませんか?
浮いて見えたら、それは似合わない色です。
肌にアクセサリーの色が馴染まない場合、その色やイメージに印象が左右されてしまいます。元気なく見える、老けてみえる。など、色が持つマイナス要素に引きずられてしまうのです。
次にあなたに似合う色を具体的に知るには、肌がきれいに見えているかどうかがチェックポイントです。必ず素顔で試してみてください。
似合う色をつけた時、肌は透明感を増したようにみえます。肌の粗(ニキビ・シミ・ソバカス・クマなど)も目立ちにくくなります。
粗は顔に凸凹の影をつくりますよね。似合う色はこれをカモフラージュして肌をなめらかに見せる効果があるのです。
もしシミが気になるなら、そのシミとアクセサリーの色の関係に着目して。シルバーをつけた時とゴールドをつけた時のシミの色と目立ち具合を比較してみると面白いですよ。
3番目に、そのジュエリーがおもちゃや偽物のようにみえていないかどうかチェックしてください。
似合う色を身につけると、相乗効果で身につける人とアクセサリー両方の魅力を高めてみせることができます。
例えば、プラチナバングルをしても手錠をされたみたいにみえてしまうけれど、アクセサリーショップで買った鍍金のネックレスをつけていたのに、人から「それ高かったでしょ?」と言われたことはありませんか?
このテストは少し客観的な目でチェックしてみてください。ご家族やお友達でチェックしあっても良いでしょう。
結果はいかがでしたか?
違いがよくわからない方は、もう一度、日中の窓辺に差す自然光の下でチェックしてみてください。
今回はイメージ作りよりも似合う色についてお話しましたが、セルフディレクションの基礎のひとつとして「自分に似合う色傾向を知っておくこと」はとても重要です。
似合う色をつけてきれいにみえるのはあたりまえです。
トレンドや流行色も取り入れて少しでも素敵に自分を演出したいとき、似合わない色があっても上手く使ってみたい。近づきたいイメージに合わせると似合う色がみつからない。
そんなときにはどうしたら良いのか?
それを知っているとセルフディレクションの幅はもっと広がります。
そのあたりのお話はまた次の機会に。
榊原貴子さかきばらたかこ
ファッション&カラーコンサルタント
パーソナルカラ(=個人に合う色)に基づいて、メイクアップからファッションにいたるまで、個性に合わせたパーソナル・ブランディングを提案する。女子プロゴルファーの横峯さくらへのカラーコーディネーションおよ…
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