リオオリンピックで日本人選手が大活躍してます。以前と比べてもメダルの数が増えてきており、私達にとっては誇らしい限りです。何が違ってきたのでしょうか。
内村選手の個人総合の逆転金メダルをみても最後迄諦めない心が強くなってきたように感じるのです。日本人はその優しさ故に昔から他人に譲るという心を大切にしてきました。特にプレッシャーに弱くオンリンピックなどでピンチにたった時もう無理だなあと感じ他の国に譲ってきてしまったのです。でも、よく考えてみるとこれは他人に譲っているではなく自分が諦めているだけなのです。これは大きな違いです。ではなぜ諦めなくなってきたのでしょうか。
以前私はラフティングジャパンのキャプテンのメンタルコーチをさせて頂いたことがあります。監督からのご相談があり実力があるが今一歩金メダルが取れないということでした。セッションを重ねる内に彼自身が何の為に金メダルを取るのかということを深く考えるようになりました。今までは自分達が金メダルを取りたいから取るということだけでしたが、段々と応援してくれている両親やサポーターの皆さん、そして監督やチームの仲間達に金メダルをかけてあげたい。その感謝の為に取りたいと思うようになってきました。そしてその為に死にもの狂いで練習をした自分達を信じることだと思ったそうです。
周りの皆さんへの感謝の心と自分を信ずる心=自信が諦めない心を作っていったのではないでしょうか。
私もアメリカのディズニーに憧れて勉強したいと思い三越の社内選考を受けディズニー大学で学んだ経験があります。この時毎年5回も落ちて諦めようとしていたら先輩が一言声をかけてくれました。
「上田、夢を諦めるのか、夢は逃げないぞ逃げているとしたら自分自身だぞ」
この言葉ではっと目覚めたのです。夢が叶わないのは夢が逃げているのではなく自分が諦めているからなんだと気づきました。自分が最後まで諦めずやり続ければいつかは叶うかもしれないと。
もし失敗しても黙って立ち上がり、又挑戦すれば良いのです。そうしてもう一度勉強し直して受かったからこそ今の自分がいるのです。そう、諦めてない心が己の道をつくってくれるのです。
上田比呂志うえだひろし
大人の寺子屋 縁かいな代表
大正時代創業の老舗料亭に生まれる。幼い頃より家業を手伝い、"おもてなし"という、日本文化のDNAを受け継いで育つ。1982年に大手デパート・三越に入社。同社の社内研修制度によりフロリダで開催されたウォ…
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