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コラム 環境・科学

2010年04月15日

環境パフォーマンスを通して

 日本で初めて環境問題をパフォーマンスという新しい形を考えたことを評価していただき、おかげ様で、この数年で、毎年140の会場、全国の47都道府県のうち、42の都道府県で環境講演、環境パフォーマンスを実施させていただきました。

 私が一番苦労したのは、難しいイメージの環境問題をいかにかみ砕いて、4歳程度の子どもから高齢者の方まで楽しんでもらいながら伝えていけるか、ということです。最初のうちは、試行錯誤の連続でした。ジャグリングや、科学マジックに頼りすぎたり、環境問題の話を難しく話しすぎて、子ども達から飽きられてしまうなど、上手くいかないこともいっぱいありました。今は、全国のどんな会場でも、子どもから大人まである程度の方が、「楽しかった!」と笑顔で、帰路についていただけることが増えてきた気がします。

 今、基本的に大切にしているのは、環境問題の知識を10としたら、それを自分なりに3ぐらいまで削ぎ落として、シンプルに、難しい単語を使わずに伝えていくことを意識しています。

 個人的な経験と感覚ですが、講演をしていると、お客さんにとって10秒以上わからない話が続くと、お客さんが下をむいたり、集中力が切れてしまう人が増殖していく気がします。私は、そういう人が一人でも増えないように、10秒に1度は、この人は面白いことをしてくれるかも、という気持ちが最後まで継続してもらえるよう、科学マジックや冗談、ジャグリング、身体の動き、目の動き、間などを工夫するようにしています。いつも身体のどこかが、動いているので、環境講演、パフォーマンス後は、いつも汗だくになりますが(笑)

 私としては、お客さんがわざわざ足を運んで来てくださったからには、来てよかったと思ってもらえるように、自分なりに日々、精進を忘れないようにしていきたいと思っています。今の日課としては、新聞を3社とり、最新の環境問題、経済、政治問題だけでなく、スポーツ、芸能まで、簡単にでも目を通すようにしています。それと並行して、ジャグリングやマジックができる体力づくりとストレッチをかかさないようにしています。

 これから、1年間、コラムを連載させていただく予定ですので、環境パフォーマンスを通して、私なりに感じている環境問題のことなどをお話させていただけたらと思っております。よろしくお願いいたします。

らんま先生

らんま先生

らんま先生らんませんせい

eco実験パフォーマー

本名:石渡学(いしわたまなぶ) 1995年インドネシアにて植林活動、農業アシスタントを経て帰国。国内で先生を10年間務めた後、環境パフォーマンスを追求するため退職。ジャグリング・マジックコンテス…

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