「脳活顔ヨガ」とは、テレビでも人気の抗加齢・加齢制御医学の権威、白澤卓二博士の「手指体操」に、私の「顔ヨガ」を組み合わせた、世界初のメソッドです。手指を動かしながら顔も同時に動かすことで、脳に刺激を与えて活性化させます。
高齢化社会と言われて久しいですが、厚生労働省によると将来は5人に1人が認知症になると言われ、長生きや若返りをテーマにしたテレビ番組、健康雑誌に人気が集まっています。
認知症の原因の一つとして、現代人があまり顔を動かさなくなったということが考えられます。
高齢者の一人暮らしでは、一日外出せずにぼーっと過ごしているという話もよく聞きます。ネット社会になって、高齢者でなくても、人と対面して話す機会が減り、顔の表情筋を動かす動作である「表情を作る」ことが減ってきています。人と会えば、お愛想でも笑顔を見せたり、ビックリして目を見開いたりもしますが、スマホやPCに向かっていれば、無表情であっても、絵文字・顔文字でも感情が表現できてしまいます。
顔の筋肉=表情筋は脳に一番近い筋肉です。感情とも密接に関係しています。ここを動かすことで、脳にも心にも刺激が与えられるのです。顔も筋肉で出来ています。動かすことで、血行などの循環を良するので、脳に必要な血液や栄養を届けることもできます。
そこで考えたのが「脳活顔ヨガ」です。脳を鍛えるために計算やパズルなど頭を使うこと、身体全体の運動をすることなども有効ですが、面倒、続かないという方もいらっしゃると思います。
「脳活顔ヨガ」は、座ったままでも、テレビを観ながらでも簡単にできます。白澤教授によれば、手・顔・足を動かすだけで、脳の大きな領域が刺激され、血流が良くなるそうです。また、二つ以上のことを同時に行うことで活動量が増えるため、脳の若返りが期待できるというのです。
さらに、効果的に脳を鍛えるためには「出来なかったことが、出来るようになること」が大事です。動作に慣れてしまうと脳への刺激にはなりません。ちょっと頑張ったら出来るくらいの負荷が大切なのです。「脳活顔ヨガ」では、たくさんのバリエーションができるよう考えました。スタートする指を反対サイドから始めてみたり、手と顔の動きを逆にするなどして、新しい刺激になるように工夫することも出来ます。一日たった3分行うだけで、楽しく継続できるようにメソッドを考案しました。
脳科学の先生からお話を伺うことがあり「見た目の年齢=脳の年齢なんだよ」と教えて頂いたことがありました。もし鏡を見て、みなさんの顔が実年齢より老けていると感じたら、それは脳も加齢に負けてしまっているのかも!? 見た目年齢は脳年齢! 「脳活顔ヨガ」で脳も顔も若返りを目指しましょう!
間々田佳子ままだよしこ
顔ヨガ講師
タンゴダンス世界選手権 アジア大会 ステージ部門 チャンピオン(2010年)の経験を持つ顔ヨガ講師。表情筋トレーナー。30代後半に顔が衰え、フェイシャルヨガ創始者・高津文美子に師事し講師となる。自らの…
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