わたしが、「コーチング」というスキルを学び始めたのは35歳を過ぎてから。
このスキルを学んだことが、今の講師の仕事に繋がった。当時のわたしは、
イベント企画の会社の社長だった。売り上げが伸びて、社員が10人を超えて、
バイトやコンパニオンの女性を50人近く採用したことによって、いろいろ
マネジメントで悩んだ。そんなわたしが出会ったのが「コーチングけのスキル
だった。ただ、自分の会社をなんとかしたくて学んだのが発端だった。
結果、自分の精神状態が落ち着いて、会社がうまく行きだした。そんな頃
から、
「もっと、そのコーチングについて詳しく教えて欲しい」
という人が増えた。ちなみに、
「あれしなさい」「これしなさい」は、限りなく「ティーチ」。「コーチング」は、
「どうやったら、うまく行く?」
「何をしたい?」
など、相手に質問しながら、自分で考えてもらって、自分で動いてもらうための
上司に必要なスキル。
40歳を過ぎて、イベント会社を後輩に譲って、研修や講演の仕事をするように
なった。ありがたいことに、いろんな会社やそと組織からお仕事をいただいて
きた。50歳を前に、
「本当に理論だけでいいのだろうか」
「本当に世の中を分かっているのだろうか」
自問自答するようになった。そして、法政大学大学院の政策創造科に入学。
3年間、政策を含めて、世界を日本を勉強した。そこに、アベノミクス。
「コンテンツツーリズムができる人づくりを手伝って欲しい」
「海外に通用する人づくりのための講師をして欲しい」
など、今までと違う講師の仕事が入るようになった。
秋には、アゼルバイジャンで日本食EXPOをわたしの知人が開催する。
そこで、わたしの取引先に声をかけてテストマーケティングをする。イベント
プロデュースもさせてもらう。学んだ分、自分に仕事として返ってくるんだと
実感している。
一方で、86歳の出版社社長に付いて、小説や文学の勉強をしている。
「きずな出版」の櫻井秀勲社長である。櫻井社長は、太宰治など昭和の
作家さんたちと交流があっただけでなく、「女性自身」を100万部の雑誌に
したり、「OL」という言葉を生み出した人でもある。83歳で、
「若い子たちの応援をしたい」
と、「きずな出版」を立ち上げられた。学ぶことはたくさんある。
何歳になっても勉強。とにかく吸収して、未来に活かしたい。そう思って
学んでいる。でも、世界は知り尽くすには広すぎる。(笑)
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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