講師だって人間。落ち込むこともあれば、悲しい時もあるし、つらい時もある。
思ったように原稿が書けない時、うまく伝えたいことが伝わらない時、
自分が良かれと思って仕掛けたことが上手く行かない時。
いろんな壁が思わぬ形でやってくる。
普段は、「モチベーションマネジメント」とか、
「落ち込んだ時には、感情なんて簡単に変えられない。まず、行動を変えること」
なんて、偉そうに言っているくせに、なかなか行動も起こせずに、
ただただ、どうしていいか分からない時だってある。
「こんなわたしが講師をしていていいのだろうか」
なんて思いだしたら最悪。自分で自分が嫌になる。
そんな時にかぎって、体調を崩したりする。
こうなると、心も体も元気じゃなくなる。正直「引きこもり」もしたくなる。
最後の最後、わたしがやることはただひとつ。思いっきり泣く。(笑)
ひとりになって泣く。「泣けるっていいな」と、思うことがある。
あるお医者さんが言った。「泣くのは笑うのと同じくらいストレス解消になる」と。
そんなに長い時間泣けるものでもない。一定の時間泣くと、結構スッとする。
泣くことで、いろんな悲しいこと、つらいことを今までに乗り越えてきた。
「泣けるって、ありがたいんだよ」
ある女性編集者の友人が言った。
「泣き方忘れた」なんて言う人もいるらしい。
彼女は、落ち込んだ時に立ち直るために、思いっきり泣けるDVDを借りてくるらしい。
そういえば、あるフリーペーパーで「泣ける本、泣ける映画」の特集をしていた。
「泣いて、すっきりしよう」なんてことが書いてあった。
泣いたら、すっきりすることを人間は本能的に知っている。子供を見ていると分かる。
思いっきり泣いた後は、すっごくごきげんだったりする。確かに映画やドラマを観たり、本を読んで思いっきり泣いた後って、妙にすっきりすることってある。
ちなみに講演もそう。人気の講師は、結構泣かせたり、笑わせたりする。
どうせ泣くなら、シクシク泣くのではなく、思いっきり声を出して泣くのもたまにはいいかも。
わたしは、溜まり溜まった時は、一人でホテルのお風呂で思いっきり泣く。
お気に入りの入浴剤を入れて泣くのも効果的かも。
わたしの友人は、子供を事故で亡くした。彼女が言った。
「わたし、ほんとね三日三晩泣いたの。もう一生笑えないと思った。おかしくなる
と思った。なのに、泣くだけ泣いたら、お腹も空くし、こうして、また笑える日が
来たのよね。だから泣けたことに感謝しているよ
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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