いつもぶすっとしていて笑顔のない親だと、子どももそうなります。笑顔のない人と一緒にいると、緊張してしまい楽しくなくなるのです。親が笑顔いっぱいなら子どもも笑顔いっぱいになります。いつもにこにこしている親なら、子どもは安心して過ごせるのです。笑顔には伝染性があるわけです。
これは親子だけでなく、先生と子どもの関係でも同じであり、上司と部下でも同じです。というより、全ての人間関係に言えることです。笑顔の多い人は周りのみんなを幸せにし、周りのみんなから好かれます。
あなたはどうですか?もし自分は笑顔が少ないと思ったら、意図的に笑顔になるよう努めてみましょう。やり方は簡単で、口角を上げてにっこりすればいいのです。気がついたときはいつでもこれをやってみましょう。とくに楽しいことがなくても、やってみてください。洗面所で顔を洗ったり歯を磨いたりするときには、ついでに鏡を見ながらやるといいでしょう。
この練習をしていると顔の筋肉が鍛えられます。特に、笑顔になるための筋肉が鍛えられるので、笑顔が出やすくなります。また顔の筋肉が鍛えられることで表情が豊かになり、若々しく見えるようになります。それに、たいして楽しくないときでも、笑顔になってみるとだんだん楽しく感じられるようになります。笑顔でいると脳が「あ、いま自分は楽しくて幸せな気持ちなんだ。じゃあ幸せホルモンを出さなきゃ」と勘違いして、実際にセロトニンという幸せホルモンが出るようになるそうです。
これを実行するためには一円もかかりません。やる気さえあればすぐにできますので、ぜひ実行してみてください。笑顔ひとつで自分も周りも幸せにできるとしたら、これほどありがたいことはありません。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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