講師をする人たちに、どうせなら少しでも伝わる話をしてほしくて、
出版社にお願いして、すごくニッチなターゲットだと思って出したはずの
「はじめて講師を頼まれたら読む本」(中経出版)が、一年で9刷りになった。
正直、「こんなに講師を頼まれる人がいるんだ」と、びっくり。
何よりも、わたしが開催している講師のネタ作りのための「講師塾」も、
いつもキャンセル待ちになる。もともと講師が多かったのだろうか?
それとも講師が増えたのだろうか?
そんな話をしていたら、講師仲間のひとりが、
「講師の世代交代をしているんじゃない?」と、言いだした。
また、こんな言葉が出てきた。
「そして、若い講師は、勉強好きかも…」
確かに、わたしの周囲の講師もコミュニケーションに心理学にカラーと
「どれだけ勉強するねん」と、突っ込みたくなるくらい勉強している講師もいる。
でも、これって、とってもステキなことかも。講師だからって、偉そうにしてちゃダメ。
自分磨きをしなければお金を取れなくて当たり前。
講師メンバーがお互いに切磋琢磨するってすごくいいこと。
また、あるマナー講師が言った。
「最近思うんだけれど、絶対にマナー講師は増えている。
だって、元CAがめちゃめちゃ講師業界に流れこんでいる。」
確かにそう言われればそんな気もする。ある研修会社がマナー講師を
募集したら300人の応募があったという話も聞く。
そして、そんな中でよく聞かれる。
「講師に必要なものって何ですか?」
わたしは、こう答える。
「自分たちの仕事が無くなる世の中になればいいと思えること」
わたしは、本気でそう思っている。みんなが自分たちで自主的に学んで、
お互いに感じて、興味を持って、動く人たちになってくれたらそれでいい。
わざわざ講師を呼ばなくても、ステキに自分たちの仕事のこと、仕事の夢や
社会的意義を語れる人がそれぞれの組織や会社にいればステキ。
それが、「講師のマインド」で、講師の「志」だと思っている。
「その時、大谷さんどうするんですか?」
そう言われると、こう答える。
「その時は、明るく笑顔で、いつも自分が言っているように、
どんな仕事でも楽しくやるぞ」と。
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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