これまで、仕事を楽しくする!をキーワードにお伝えしてきました。今回は、違う視点「涙」「悲しみ」「悔しさ」からご紹介したいと思います。
【泣いてもいい、こんにちは涙くん】
私は「よく泣く」タイプです。嬉しくても悲しくても、プライベートでも仕事中でも、勝手に涙があふれてきます。家族や社員はすっかり慣れていて「あ~また泣いているな」と、そのまま会話や会議を続行してくれるのですが、初めての方は驚いて、「大丈夫ですか?」と心配してくださいます。
社長なんだし、特に仕事中は泣かないよう努力したときもあったのですが、最近は「これでいいんだ、泣くくらい気持ちを傾けているから仕事も上手くいくんだ」と開き直っています。
さよなら涙くん、ではなくて、こんにちは涙くんの心境です。(”涙くんさよなら”という昭和の唄がありました)
【泣いてイキイキする】
以前、「笑ったり楽しむことは人間の生命力を高め、泣いたり悲しむことは逆に低下させると考えられがちだが、じつはそうではない」と聞いたことがあります。
笑いが免疫力を高めることは有名ですが、悲しいことで涙するようなときも同じように細胞がイキイキとして免疫力が高まるというのです。
「喜怒哀楽」って人間らしい感情だと思います。この人間らしい感情を持つとき、生命力もアップするのだと思ったら嬉しくなってきませんか?笑ったり泣いたり忙しい自分にも、これでいいんだとホッとした覚えがあります。
【悔しくて苦しくて嬉しくて楽しい仕事】
私が仕事中に涙するのは、「感動したとき」と「悔しいとき」。感動するのは、講演や研修をとおして、人がキラキラと輝きだすのを見たときや一生懸命がんばっている姿に接したときで、いいなぁ美しいなぁと感情があふれてきます。
悔しいのは、仕事が成功しなかったり出来が悪かったりなど、自分の未熟さに直面するときです。だめだった、出来なかった、自分のことが悔しいと涙がにじんできます。そして、泣くだけ泣くと気持ちがスッキリとして、もっと良くなるために何をしようか、どうしようかと頭が回転し始めます。
ふり返ると、悔し涙をきっかけに何かができるようになり、壁を乗り越え成長するチャンスだったように思います。もちろん壁を乗り越えるためには試行錯誤し、苦しさが伴います。けれど、ひとつ乗り越えるたびに仕事をしていて良かったと喜びを感じ、仕事の楽しさって、悔しさや苦しさとセットになっているように思うのです。
【苦しんでいるあなたへ】
もしも今、仕事でのスランプや問題に、悔しさや苦しさを感じている方がいらしたら、ぜひ、もっとたくさん感じて欲しいと思います。ときには涙してどっぷりと浸かることで、きっと脱出の、成長の糸口が見えてくると思うからです。
泣いている自分に、これでいいんだ、今はパワーを充電中なんだと、思い切り泣かせてあげてください。そしてスッキリしたら、一歩をふみ出してください。その先には本当の楽しさが待ってくれています。
秋田稲美あきたいねみ
一般社団法人ドリームマップ普及協会 理事
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