経済社会で生きる以上、絶対に避けて通れないものが一つあります。
それは、人との交わり、つまり、人とのコミュニケーションです。
私は、コミュニケーションをテーマとする講演では、
冒頭において必ず述べることがあります。
それは、「人とのコミュニケーションほど難しい代物はない」ということです。
経済社会においては、各業界企業がつくる多種多様な商品・サービスが交錯し、
東京や大阪などの大都市では様々な商品・サービスが過剰供給され、
時として、消費者自身、一体どれを選んだらよいのかわからない状態になっています。
そうした商品・サービスの動きは、
1)「供給する側(企業)」 と、
2)
「必要とする側(消費者)」
が交わす一つひとつのコミュニケーションが大きな影響力を持つといえるでしょう。
即ち、どんなにクオリティーの高い商品・サービスをプロデュースしても、
実際にそれを必要とする人々とのやり取りにおいて<その価値>を
適切な方法で上手に伝えない限り、
その商品・サービスを売ることはできません。
結局のところ、ビジネスの決め手となるのは、コミュニケーション、
つまり「それをいかに売るか」という問題ということになりますね。
ご承知のように、優れたコミュニケーターになるための技術は色々あります。
しかし、たとえ人と接するための技術があっても、「人の心」を理解できない人は、
結局、心の通うコミュニケーションを図ることはできません。
本当の意味での優れたコミュニケーターとは、 「他人の気持ちがわかる人」
「他人がどうしたいのか・何を求めているのかがわかる人」であると思います。
このことは、冷静に考えると、本当に当たり前の理屈であることに気づきます。
しかし、私たちは、日々のビジネスシーンにおいて、
一事が万事において「忙しい」「忙しい」とばかり言いながら過ごし、
このような”当たり前の理屈”に対して盲目になってしまっているのではないでしょうか。
今一度、コミュニケーションの”原点”に戻ってみたいものです。
生井利幸なまいとしゆき
生井利幸事務所代表
「ビジネス力」は、決して仕事における業務処理能力のみを指すわけではありません。ビジネス力は、”自己表現力”であり、”人間関係力”そのものです。いい結果を出すビジネスパーソンになるためには、「自分自身を…
ビジネス|人気記事 TOP5
高齢者が病院に行きすぎてしまう理由
川口雅裕のコラム 「人が育つ会社、育たない会社」
「女性に下駄を履かせる」とは?
藤井佐和子のコラム 「企業・個人を豊かにするキャリアデザインの考え方」
女性に下駄を履かせるとは?~女性活躍推進の現状~
藤井佐和子のコラム 「企業・個人を豊かにするキャリアデザインの考え方」
「中堅社員の小粒化」は、ほんとうか?
川口雅裕のコラム 「人が育つ会社、育たない会社」
芽を摘む管理職と芽に水を与える管理職
藤井佐和子のコラム 「企業・個人を豊かにするキャリアデザインの考え方」
講演・セミナーの
ご相談は無料です。
業界21年、実績3万件の中で蓄積してきた
講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。
趣旨・目的、聴講対象者、希望講師や
講師のイメージなど、
お決まりの範囲で構いませんので、
お気軽にご連絡ください。