ソフトバンクの人材開発で働いていたTさん。彼は、当然のことながら
孫正義社長の影響を受け、社長をとっても尊敬していた。だから、好奇心も強かったし、独立心も強かった。
そんな彼は、「いろんなことを勉強したい」「いろんな世界を学びたい」
と、思っていた。そして、たくさんの経営者と出会うようにしていた。いろんな経営者に出会っていて気付いたこと。
「経営者は、どこにいてもビジネスのことを考えている」
「経営者は、体は休めていても、頭は休めていない」
それらを知った時に思った。
「癒しではなく、クリエイティブになれる宿を作れないか」
そんなことを考えていて出会ったのが「自遊人」だった。
自遊人
http://jiyujin.co.jp/magazine/
しかも、その「自遊人」が宿をプロデュースしょうとしている。Tさんは、
「僕がやりたかったこと」
と、転職を決意した。そんな彼が、今、働いているのが「里山十帖」。
http://www.satoyama-jujo.com
元々、Tさんを知っていたわたしは、
「なぜ、彼が旅館業に転職したのだろう?」
そう思った。でも、「里山十帖」のことは、気になった。ならば、
「行くしかない!」
と、彼を訪ねた。結果、いろいろ目からウロコ。
「クリエイティブになれる宿って、こうだったんだ!」
「ここなら、一週間篭って原稿を書いてみたい」
いろんなことを思わせてくれる。そんな宿だった。でも、Tさんの悩みを聞いて納得もした。
「分かってくれる人は、分かってくれるのですが、いろんな雑誌に取り上げ
られたら分かってくれない人もたくさん来るんです」
確かに、古民家を改造した宿に対して、
「なんでバリアフリーじゃないの」
などと言う人もいる。自遊にさせてくれるから、素敵な宿なのに、地産地消だからこそ、美味しいのに、
値段を見て、「加賀屋」を想像してくる人もたくさんいる。そんな人は、
「なんで、放置するの」
「料理は、なんで茶碗蒸しやアワビじゃないの?」
と、言う人もいる。何よりも、Tさんが感じたことは、
「サービス業って、こんなに低く見られてたんだ・・・」
ということ。ソフトバンクの人材開発にいた時は、人は、尊敬と敬意を持って
見てくれた。でも、ホテルで料理を運んでいると、とっても偉そうに言うお客さんもいるらしい。
「でも、すべて勉強です」
と、彼は、笑って話をしてくれた。
「クリエイティブになれる宿」
わたしは、応援したい!
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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