「自分と向かい合いましょう」
というセミナーをする講師は多い。わたしもそのひとり。
でも、自分も含めて、講師本人こそ、自分と向かい合うことが
大切だと感じている。
「人を元気にしたい」
「人の役に立ちたい」
そう思って、最初は講師を目指す。そして、仕事が入りだす。
「現場をもらえて嬉しい」
みんな、最初は、そう言う。
仕事が順調に入って、自分のやりたいことをやっている時は、
どの講師もごきげん。でも、仕事は、いつも順調とは限らない。
ライバルだって出てくる。隣の芝は青くみえる。
「これから、何が儲かるのか」
「なぜ、あの講師のギャラが高いのか」
「自分よりも、あの人のほうが稼いでいるんじゃないか」
そんなことが気になりだす。
最初の「思い」は、どこに行ったのだろう。
講師だって、人間。その気持ちは、わたしにも理解できる。
でも、自分を見失っちゃダメだと感じている。
講師を通して何をしたいのかをちゃんと持っていなければダメだと思っている。
わたしも、時々、自分を見失う。
その時は、自分と向かい合う。そして、ここに戻る。
「講師は、手段であって、目的でなかったはず」
わたしは、たくさんの人のココロの元気を作りたかった。
イキイキ働く人をいっぱい応援したかった。
中小企業・役所・民間のいろんな考え方を伝えたかった。
地方と中央をつなぎたかった。
そうやって、この国をよくしたかったはず。
その手段が、たまたま「講師」だっただけ。
講師ビジネスをしたいわけじゃない。
今、法政大学の政策創造科で社会人大学生をしている。
政策提言をきちんとできる人間になりたい。
いろんな考え方、いろんな生き方を伝えたい。
だからこそ、いろんな人と出会いたいと思った。
社長、編集者、会計士、いろんな価値観の人たちと一緒に
生きた世の中を学んでいる。
ちゃんと自分と向かい合うと、何をすべきかが見えてくる。
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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