最近、世界を勉強中。
偉そうに講師をしていても、
わたしなんかがわかっていないことがいっぱいある。
大学院に通い出したことでそんなことを思い知らされた。
本屋大賞に選ばれた百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」を読んだ。
わたしたちが当たり前だと思っていることは、
当たり前じゃないということを痛感した。
石油を手に入れるために、先人がどれだけ苦労してくれたか。
日本が日本であるために生きた人がどれだけいたか。
自分が恥ずかしくなった。
「わたしも熱く生きたい」
「日本という国を守りたい」
本気でそう思った。
でなければ、今の豊かな日本を作ってくれた人に申し訳ない。
石油を考えた時に中東に興味を持った。
「中東を学ぼう」
そう思って、中東に詳しい講師を呼んで勉強会を主宰した。
目からウロコの連続だった。
「イラクといえば、バグダットをイメージして空爆とかを
連想するけど、行ってみたら、普通にフェラーリーとかも
走ってますよ」
「シリア大丈夫・・・と、そんな話題ばかりが先行しているけれど、
中東は広いんです。ドバイとシリアだけでもどれだけ離れているか。
だからドバイの人からすれば、『北朝鮮と日本のほうが不安』ですよ。
『あんなに近くにミサイル打つかもしれない国があって大丈夫?』と
きかれます」
なんとなくナットク・・・。
ちなみに、VISAカード調べでは、
海外旅行でいちばんお金を使うのはサウジアラビアの人らしい。
平均70万円、海外旅行で使う。
そんな人たちに日本へ旅行に来てもらう仕掛けも大切だということ。
「中東の人は、日本が大好き。親日の人も多い。
なのに、日本はほとんど中東のことをわかってないんです」
そう言われれば、わたしも中東を学ぼうと今まで思ってこなかった。
「日本人は、ドバイが石油で潤っていると思っている人も多い。
でも、ドバイは石油が出なかったんです。
だから、石油に頼らない発展を目指してきたんです」
知らなかった。ほんま、何もわかってない。
めちゃめちゃ、ドバイにも興味を持った。
「ドバイの国王は、『何十年先も大切だけれど、
今、この国に生きている人が幸せであることはもっと大切』と
思っている。だから、スピード感のある発展をしているんです」
そうなんだ。
決めた。ドバイに行く。そう決心した。
とにかく、今のわたし。世界を知りたい。
日本を知りたい。地域を知りたい。
そして、講師としていろんな人にいっぱい伝えたい。
まだまだ勉強です。
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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