台風で仕事がキャンセル(延期)になることもある。自然相手の事情の場合、キャンセル料をいただくのはつらい。親しいお客さんだとなおさら。飛行機や新幹線のチケットが手配済みであっても
「大丈夫ですよ、ご心配なく」
ということになる。当然のことながら売上は落ちる。そんな時、他人からは、無責任に、同情的に、
「つらいですよね」
「大変ですよね」
などと言葉をかけられる。 そんな時は、気分を切り替えるに限る。震災で仕事が無くなったこともあるし、リーマンショックでピタッと、電話がかかってこなくなった時もある。そんな時こそ、開き直って、
「なるようになるさ」
と、思うことにしている。台風などで急に仕事がキャンセルになった時は、
「神様のプレゼント」
「ゆっくり休もう」
「原稿を書く日にしよう」
「たまには、掃除をしよう」
そんなふうに気持ちを切り替えてみる。実際、そうやって開き直ってみると、やることは山ほどある。散らかっている部屋を片づけたり、溜まっている原稿を書いたり、意外とゆっくり休んでいる暇なんて無かったりする。(笑)
友人のある講師は、ガンを宣告されたことがある。「がん」と聞かされた時、彼女は相当なショックを受けていた。ところが、心理学を学んでいた彼女は、
「神様のプレゼント」
と、思うようにしてみた。
「病気を治して、これからは、研修だけではなく、病気の人たちのために、メンタルを支えられる講演もできるようになりたい」
と、誓った。そして、彼女は、見事に復活した。今も元気に講師の活動をしている。
人生なんて嫌なことは、山ほど起こる。人に裏切られたり、仕事で失敗したり、病気になったり・・・と、ありえないくらいにいろんなことが起きる。また、そんなことが続いたりもする。正直、
「わたし、何か悪いことした?」
と、思いたくなるようなことだってある。そんな時は、
「神様のプレゼント!」
と、無理やりにでも思ってみる。そうすると、
「やっぱり、反省しなきゃダメかなぁ」
「意外と人のことも自分のことも考えて無かったかなぁ」
と、自分を振り返るチャンスになる。そうやって、わたしは、自分のモチベーションを維持している。
大谷由里子おおたにゆりこ
(有)志縁塾 代表取締役
故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…
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