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2017年06月01日

志と情熱

講師に必要なものは何か?わたしは、「志と情熱」だと思っている。そして、
ほとんどの講師は、「志と情熱」を持って、講師としてスタートしたはず。
ところが、講師も人間。それを見失うメンバーも多い。講師メンバーから聴きたく
ない言葉が出てくる時がある。
「講師料を抜かれているんだよね」
「さっさと、やっつけて帰ってくるわ」
「めんどくさいけれど、お金がいいからやってくるわ」
そんな言葉を聞くと悲しくなってくる。最初は、みんな、
「日本を元気にしたい」
「Win、Winの関係を作りたい」
そう言っていたはずなのに、どうしてこうなるのだろう。そんなことを考えて
しまったりする。そして、わたしなりに考えた。
 最初は、講師は、手段であったはず。事例を話すとか、スキルを話すことから
始まる講師がほとんど。その時には、
「わたしの話が役に立つと嬉しい」
「世の中にいろんなことを伝えたい」
と、謙虚な気持ちだったはず。そして、
「どうせなら、伝わる話がしたい」
と、講師としての努力をする。ところが、慣れは怖い。そこそこ講演がうまくなって、
講師として人気も出る。そして、日々、講師の仕事に追われる。そうなると、最初の
目的と目標を見失う。効果、効率を求めたりする。
 わたしだって人間。時々、
「めんどくさいなあ」
と、思うこともあれば、
「さっさと終わらせて、帰ってゆっくりしょう」
と、思いそうになることもある。そんな時、
「ダメ、ダメ、ダメ。わたしは、何をしたくて講師をやっているの?」
と、敢えて、自分に問いかける。すると、
「可能性を伝えたかったはず」
「心の元気をつくりたかったはず」
と、いろいろ原点を思い出す。そして、自分に言い聞かせる。
「講師の仕事は、あくまでも、ご褒美。本当に人の役に立っているかどうかが大切」
常にそうやって自分と向かい合ってきた。そんな中で、ふと不安になった。
「わたし、本当に人の役に立っているのかなあ」
「本当に日本を元気にしているのだろうか」
そんなことを考え出した。時期とタイミングとは、こういうものかもしれない。
「アゼルバイジャンで和食地酒EXPOをするけれど、手伝って」
と、声をかけてもらった。

http://www.the3b.com/wasyoku/

「日本の素晴らしさを世界に伝えたい」
「日本と世界をつなぎたい」
いつも言っていたこと。
だったら、躊躇せずにやるしかない!
やりだしてからいろいろ気づかされている。
壁の向こうは壁。
「アゼルバイジャン?何、それ?」
と言う人もいれば、
「ダメ元でチャレンジするわ」
と、言ってくれる人もいる。偉そうに営業マンに講師していたけれど、自分がやって
みると、理論と実践の違いにまだまだ気づかされる。
でも、結構楽しい。そこには、
「日本をぜったいに元気にしてみせる」
という志と情熱があるから。そして、志と情熱がある仲間といっぱい巡りあえているから。

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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